きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

461. 春場所の新大関

大相撲春場所初日まで残り2日である。

番付発表後から少しだけブログを更新していたが、ここ数日サボってしまった。

おそらく本日から千秋楽までは途切れず更新していくと思うのでよろしくお願いいたします。。

今場所の焦点は『新大関 御嶽海』だと思うが、3年以上前から大関候補と呼ばれ続け、強い時の御嶽海の強さは誰もが知っているため、大関昇進後どういった活躍をするのか楽しみなところである。

そして題名通りなのだが、御嶽海は春場所で新大関の場所を迎えるわけだが、過去春場所で新大関を迎えた力士の新大関場所の成績はどのようなものだったのだろうか(数年前の記事だが、こちらもご参照していただけると幸いです)。

ちなみに年6場所制となった昭和33年以降に大関へ昇進した力士を対象としている。

結果は以下の通りである。

四股名

場所

成績

優勝力士

豊山

昭和38年春場所

7勝8敗

大鵬横綱 14勝1敗)

北の湖

昭和49年春場所

10勝5敗

輪島(横綱 12勝3敗)

魁傑

昭和50年春場所

11勝4敗

貴ノ花大関 13勝2敗)

若三杉

昭和52年春場所

9勝6敗

北の湖横綱 15戦全勝)

増位山

昭和55年春場所

3勝5敗7休

北の湖横綱 13勝2敗)

千代の富士

昭和56年春場所

11勝4敗(次点)

北の湖横綱 13勝2敗)

隆の里

昭和57年春場所

11勝4敗(次点)

千代の富士横綱 13勝2敗)

貴ノ花(2代目)

平成5年春場所

11勝4敗(次点)

若花田(小結 14勝1敗)

武蔵丸

平成6年春場所

9勝6敗

曙(横綱 12勝3敗)

貴ノ浪

平成6年春場所

12勝3敗(同点)

曙(横綱 12勝3敗)

千代大海

平成11年春場所

3勝8敗4休

武蔵丸大関 13勝2敗)

四股名は当時

 

過去は10名であり、昭和50年代に半分の5名を占めており、ここ20年以上春場所の新大関が誕生していなかった。

そしてこの中に新大関優勝を果たした力士は存在しない。

最高成績は貴ノ浪の12勝3敗である。

貴ノ浪は優勝決定巴戦まで出場し、同部屋の貴闘力に勝利したが、曙に敗れ優勝を逃した。

大関の成績が10勝前後に落ち着くことが多いため、その他力士は概ねそのレベルの成績となっている。

私個人として注目すべき点は2つだと思っており、1つ目は春場所大関が誕生した場所は横綱の優勝が多い事である。

10場所中7場所で横綱が優勝を果たしており、2場所が大関、1場所が小結となっている。

『荒れる大阪場所』と呼ばれることが多い春場所だが、この結果を見る限りだとそこまで荒れる様子はないと言える。

前回『460. 新関脇が複数名在位する場所』でも記載したが、この場所では横綱大関が必ず優勝を果たしている。

余計に荒れる気配が無くなってしまうわけだがどうなるか。

そしてもう1つ注目すべき点は『10名中6名が後の横綱』ということである。

北の湖、若三杉(後の2代目若乃花)、千代の富士隆の里貴乃花武蔵丸の6名であり、北の湖千代の富士貴乃花は時の第一人者と呼ばれる存在である。

正直御嶽海がこの先時の第一人者となるのは考えにくいが、横綱昇進ならば夢ではないだろう。

御嶽海の横綱昇進が少し期待できる過去の結果かもしれない。

さて横綱が在位する以上、横綱の優勝確率が最も高くなるのは当然のことかもしれないが、前回の記事、上記の結果を踏まえるとやはり横綱が有利な展開となるのか。

そもそも昨年照ノ富士が関脇在位で優勝を果たすまで平成27年~令和2年まで6年連続で春場所横綱が優勝を果たしていた。

それとも荒れる大阪場所が本領発揮となるか。

はてさてどうなるか…