大相撲秋場所は2日目を終了したが、横綱、大関、そして大関取りの熱海富士が2連勝スタートと上々である。
もちろんまだまだ先は長いが、滑り出しが良いことに間違いはない。
今場所は『霧島の綱取り』『熱海富士の大関取り』が話題であると思うが、中には『横綱・大関同時昇進』を期待する声も上がっている。
年6場所制となった昭和33年以降、横綱・大関の同時昇進は『4例』しかない。
しかも最後が平成5年初場所であるため、33年も前の事である。
まずその4例について振り返ってみよう。
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①横綱昇進力士 ②大関昇進力士 |
昇進を決めた場所 |
昇進場所成績 |
優勝力士 |
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①北尾 ②保志 |
昭和61年名古屋場所 |
①14勝1敗(同点) ②12勝3敗 |
東横綱 千代の富士 14勝1敗 |
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①北勝海 ②小錦 |
昭和62年夏場所 |
①13勝2敗(次点) ②12勝3敗 |
西大関 大乃国 15戦全勝 |
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①大乃国 ②旭富士 |
昭和62年秋場所 |
①13勝2敗(次点) ②12勝3敗 |
西横綱 北勝海 14勝1敗 |
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①曙 ②貴ノ花 |
平成5年初場所 |
①13勝2敗(優勝) ②11勝4敗 |
東大関 曙 13勝2敗 |
面白いことに最初の『北尾ー保志』から『大乃国ー旭富士』までほぼ繋がった流れである。
大関昇進を果たした保志(北勝海)が横綱へ、北勝海が綱取り場所だった時に全勝優勝し、それを皮切りにした大乃国が横綱へ昇進を果たしている。
そして期間が空き、最後は『曙ー貴ノ花(後の貴乃花)』のライバル2名である。
当然といえば当然だが、大関取りの力士が綱取り力士の成績を上回ったことはない。
ここで綱取り力士と大関取りの力士の直近3場所の成績を見てみると以下の通りである。
【綱取り】
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四股名 |
1場所目 |
2場所目 |
3場所目 |
合計 |
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北尾 (双羽黒) |
西大関1 10勝5敗 |
東大関1 12勝3敗(次点) |
東大関1 14勝1敗(同点) |
36勝9敗 |
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北勝海 |
西大関1 11勝4敗 |
東大関1 12勝3敗(優勝) |
東大関1 13勝2敗(次点) |
36勝9敗 |
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大乃国 |
西大関1 15戦全勝 |
東大関1 12勝3敗 |
東大関1 13勝2敗(次点) |
40勝5敗 |
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曙 |
東大関2 9勝6敗 |
西大関1 14勝1敗 |
東大関1 13勝2敗 |
36勝9敗 |
【大関取り】
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四股名 |
1場所目 |
2場所目 |
3場所目 |
合計 |
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保志 (北勝海) |
西関脇1 13勝2敗(優勝) |
東関脇1 11勝4敗 |
東関脇1 12勝3敗 |
36勝9敗 |
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小錦 |
東関脇1 10勝5敗 |
東関脇1 11勝4敗(次点) |
東関脇1 12勝3敗 |
33勝12敗 |
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旭富士 |
西関脇1 10勝5敗 |
東関脇1 11勝4敗 |
東関脇1 12勝3敗 |
33勝12敗 |
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貴ノ花 |
14勝1敗(優勝) |
10勝5敗 |
11勝4敗 |
35勝10敗 |
私自身、綱取り話題になると記載することが多いが、昭和の場合連覇で横綱昇進を果たした力士は大鵬、北の富士、琴櫻の3名である。
そのため双羽黒、北勝海、大乃国は連覇による昇進ではない。
霧島も今場所で決めるとなれば連覇による昇進ではないが、過去の事例を見ての通り、やはり13勝以上の白星は欲しいだろう。
そして大関取りの熱海富士だが、単純に良く言われる『3場所33勝』を考えた上でも最低12勝は欲しいところである。
両者昇進なるか、それとも片方のみか、はたまた両者ともに今場所の昇進はないのか。
今場所の両者に注目である。