白鵬まさかの連敗。
しかも私の予想と反して、内容があまりにも雑過ぎた。
離れた展開から張り手を繰り出し、脇も開いて雑な攻めとなる。
玉鷲としては、近年の白鵬に対して、最も勝つ可能性のある展開だった。
初日前日、2. 2019年大相撲初場所展望でも記載したが、白鵬はやはりスタミナ面が問題となるか。
百戦錬磨の大横綱言えども、昨年皆勤は2場所に留まり、スタミナ面の問題から来る後半戦の土俵際の詰めも問題となってくるだろう。
明日の貴景勝戦。
本日同様、雑な張り手でいくと本日の二の舞になると考えられる。
どのように修正してくるだろうか。
そしてその対戦相手である貴景勝。
本日も我慢しながら攻めきった。
明日も張り手に対して熱くならず、冷静にしぶとく押していけば十分に勝機はある。
本日終了して
2敗:白鵬、玉鷲
3敗:貴景勝、魁聖、遠藤
という展開である。
玉鷲が2敗で並んだとはいえ、優勝争いの経験値としてはゼロに等しく、その辺白鵬には遠く及ばない。
むしろ後続の貴景勝の方が、その辺は先場所経験しているため、明日の展開次第では本当に混戦模様となるだろう。
私個人としては、展開次第の何かの間違いで魁聖もしくは遠藤が優勝することだけは避けてほしいと考えている。
俗に言う『インチキ優勝』は見たくない。
両者ともに玉鷲と当たる可能性は高いだろうがはてさて。
そして明日、違う意味で注目が『高安ー豪栄道』の大関同士の一番である。
完全修正には至らないものの、高安は7勝5敗、豪栄道は6勝6敗と持ち直しつつある。
明日の一番で勝った方が今場所勝ち越し、負けた方が今場所負け越すような気がする。
高安としては14日目御嶽海、千秋楽白鵬と組まれるだろうが、御嶽海の勝ち越しへのモチベーションの高さ、そして白鵬には単純に力負けすることが予想される。
豪栄道も高安に敗れた場合、残り白鵬、貴景勝相手に連勝することはかなり厳しいことが予想される。
両者ともに明日は勝ち越しのために負けられない一番となるだろう。
優勝争いは思いもよらぬ形で混沌としてきた。
明日も目が離せない。