正直全く興味がないため観ていないが、本日日本大相撲トーナメントが行われていたらしい。
豊昇龍が優勝したとのことだが、とりあえず相撲を取れる程に怪我が癒えたのは何よりである。
さて話は変わり、琴ノ若が大関昇進を果たし、来場所は4大関時代へ突入である。
先輩大関である貴景勝、霧島、豊昇龍は大関昇進を果たす前に幕内優勝も果たしているが、琴ノ若は初場所一歩及ばず優勝には届かなかった。
年6場所となった昭和33年以降、大関昇進を果たした力士は今回の琴ノ若の昇進で延べ67人である。
この67回の内、大関昇進前に優勝を果たした力士は以下の通りである。
・昇進前優勝あり:28回
・昇進前優勝なし:39回
優勝なしの方が多い結果である。
また後に横綱へ昇進した回数は
・昇進前優勝あり:13回(0.464)
・昇進前優勝なし:14回(0.359)
回数こそ優勝なしの方が多いが、割合で言えば優勝ありの方が多い結果となっている。
さらに横綱昇進関係なく、後に優勝を果たした力士は
・昇進前優勝あり:20回(0.714)
・昇進前優勝なし:26回(0.667)
ここでも割合は優勝ありの方が多い結果となっている。
単純な数字だけで見れば昇進前に優勝を果たした方が後の優勝および横綱昇進も確率が高いが、昇進前優勝なしの中には朝青龍、白鵬といった時の第一人者がおり、また北の富士、武蔵丸と優勝回数二桁を数える大横綱、そして一部では最強と称される玉の海も存在する。
このところ正代、照ノ富士(2回目)、御嶽海、霧島、豊昇龍と優勝と大関昇進がセットになっていることが多かったが、琴ノ若としてはそこまで気にすることはないか。