きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

702. 2023年大相撲秋場所展望

大相撲秋場所が明日から初日を迎える。

番付発表後にいくつか投稿すると記載したが、結局2つ程に留まってしまった。

本日から千秋楽までは連続投稿になると思いますのでよろしくお願いいたします。

秋場所は初日を前に横綱照ノ富士の休場が表明された。

正直照ノ富士の状態を考慮すると、本当の意味での万全な状態というのは難しいところだろう。

それでも今年の夏場所レベルまでの状態で土俵に上がることがベストだろう。

昨年から休場が目立つようになり、次出場するときが進退を懸ける場所になるかどうかは不明だが、照ノ富士には二桁優勝を目指してほしいという気持ちは強い。

また霧島、豊昇龍、朝乃山、若元春、琴ノ若、若隆景などいまだ照ノ富士から白星を挙げていない三役以上の力士も多数存在する。

この力士達も照ノ富士が引退する前に照ノ富士から白星を挙げたいという思いは強いだろう。

身体は悲鳴を上げているだろうが、やはり照ノ富士にはまだまだ活躍していただきたい。

 

もう1名注目力士の休場は『伯桜鵬』である。

鳴り物入りで入門し、先場所新入幕の場所でも大活躍したが、やはり肩の方は限界を迎えていたか。

手遅れになる前に早めの決断は良い事だと思うが、復活にどれだけ時間を要するか。

次に土俵へ上がるときは大銀杏姿になっているかもしれないが、それはそれで寂しい思いもある。

まぁとにもかくにも治療に専念していただきたいところである。

 

さて出場する力士に目を向けていこう。

今場所最も注目する力士は『新大関 豊昇龍』だろう。

三役での連続勝ち越しを続け、そして3場所連続二桁の白星を挙げているため、地力をかなり付けている印象である。

しかし懸念する点は、ここ最近大関へ昇進した力士は3場所以内に怪我をして低迷していることである。

先場所新大関の霧島も早速怪我に苦しむ結果となった。

そのため豊昇龍にも期待したいが心の底から期待できないというのが本音である。

大関としての重圧とも闘っていくことになるがどうなるか。

 

今場所は2大関が角番で迎える。

上記でも少し触れた霧島だが、怪我さえ癒えていれば角番脱出は難しい事ではないだろう。

しかし優勝争いとなった時どうなるか。

如何せん先場所が新大関の場所のため、大関として優勝争いの経験はない。

怪我の具合についても不明だし、序盤戦で躓くことがあれば今場所も厳しい展開に陥るかもしれない。

 

先場所全休した貴景勝は正直かなり厳しいと思っている。

巡業では申し合いも行っていたとのことだが、貴景勝にとっては初場所優勝後ずっと両膝の怪我に苦しんでいる状態である。

そしてこの3場所で上位陣の顔触れ自体に大きな変化はないが、霧島、豊昇龍が大関へ昇進を果たし、勢力図に変化は見られている。

周りが力を付けている中、自身は休場によるブランクがあるため、不安も大きいだろう。

夏場所気力で角番脱出を果たしたように、この力士は精神面による影響も大きいだろうが、苦手の序盤戦がカギとなるか。

 

今場所も関脇は3名。

大栄翔、若元春は先場所大関取りの場所で一桁の白星に終わり、大関取りは振り出しに戻った。

しかし両者ともに先場所9勝は挙げているため、大勝すれば来場所に繋げることが出来るだろう。

二桁の白星を挙げて再度大関取りに挑戦することが出来るかどうか。

 

新関脇琴ノ若は昨日も触れたが、先場所終盤戦のような相撲を取り続けることが出来ればかなり面白い存在になると思う。

先場所は苦手豊昇龍からも白星を挙げ、三役として初めての二桁白星を挙げたため、殻を破ることに成功したのか。

今場所真価を問われる場所になるかもしれない。

 

照ノ富士不在の中、今場所も優勝争いは混沌とすると思うが、私は今場所『朝乃山』に注目している。

その理由として『天敵照ノ富士の休場』そして『上位圏内に大型力士がいないこと』である。

1つ目の理由はそのままであるが、過去6戦全敗の照ノ富士休場は朝乃山にとっては追い風となるだろう。

そして2つ目の理由は1つ目の理由にも言えることだが、今場所は上位圏内に大型力士が存在しない。

朝乃山は大型力士を苦手としており、特にここ2場所北青鵬に敗れているため、これも朝乃山にとっては追い風となるのではないだろうか。

朝乃山のもう一つの課題として『押し相撲との対戦』が挙げられる。

貴景勝、大栄翔辺りから白星を挙げる展開となれば、かなり期待できる存在になると思うがはてさて。

 

上記の通り、照ノ富士の休場のため優勝予想は難しいところだが、私の予想としては

本命:朝乃山

対抗:琴ノ若

このように予想する。

 

豪ノ山辺りも一発があるため面白い存在だと思うし、また北青鵬も番付を大きく下げているため大勝する可能性を秘めている。

そうなると朝乃山にとっては怖い存在となるだろう。

明日から楽しみである。