きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

700. 2場所連続大関昇進

大相撲秋場所まで残り1週間を切った。

1週間前に番付発表があり、そこからいくつか投稿しようと考えていたが、投稿せずあっという間に1週間が経過してしまった。

そろそろ場所も近付いてきたためリハビリがてら再開していきたいと思う。

さて秋場所の注目点の1つとして『新大関豊昇龍』が挙げられるだろう。

先場所初優勝と大関昇進の両手に花となったわけだが、霧島の昇進に次いで2場所連続の大関昇進である。

一時期は大関が不在になるのではないかと危惧されていたが、気が付けば3名となった。

とはいえ秋場所は霧島、貴景勝の2大関が角番のためまだまだ安心できない状況ではある。

話を2場所連続大関昇進のことに戻すが、2場所連続大関昇進は年6場所制以降『8回目』である。

詳細は以下の通りである。

大関場所

四股名

大関場所成績

昭和37年夏場所名古屋場所

佐田の山

栃光※

栃ノ海※☆

13勝2敗

11勝4敗

9勝6敗

昭和41年秋場所九州場所

北の富士

玉乃島

10勝5敗

9勝6敗

昭和45年秋場所九州場所

前乃山▼

大麒麟

全休

9勝6敗

昭和58年夏場所名古屋場所

朝潮

北天佑

9勝6敗

9勝6敗

平成12年夏場所名古屋場所

武双山

雅山

全休

6勝9敗

平成12年名古屋場所秋場所

雅山

魁皇

6勝9敗

11勝4敗

平成23年九州場所初場所

琴奨菊

稀勢の里

11勝4敗

11勝4敗

※同時昇進

☆後に横綱昇進

▼後に大関陥落

 

後先の優越の判断は難しいが、ひとつ言えることは先に昇進した力士のみが横綱に昇進したというケースは存在しないということである。

佐田の山北の富士は先に大関へ昇進を果たした力士であり、横綱にも昇進を果たしているが、後で大関昇進を果たした栃ノ海玉乃島玉の海)も横綱昇進を果たしている(しかも佐田の山の場合、栃ノ海の方が先に横綱昇進を果たしており、北の富士玉乃島は同時昇進である)。

事例が少ないため何とも言い難いが、これだけ見ると霧島と豊昇龍の場合、横綱昇進に有利なのは豊昇龍となるのか。それとも両者ともに昇進を果たすのだろうか。

面白いことに両者ともに引退まで大関に在位していたのは朝潮北天佑の組み合わせだけである。

この両者過去の対戦成績は朝潮25勝、北天佑16勝(大関同士では朝潮18勝、北天佑12勝)と朝潮がリードしている。

しかし優勝回数は朝潮1回(大関在位1回)、北天佑2回(大関在位1回)、大関勝率は朝潮0.592、北天佑0.607、大関在位数は朝潮36場所、北天佑44場所と記録の面では北天佑が優勢と言えるか。

余談だが、平成12年夏場所秋場所は唯一3場所連続大関昇進である。

今回の秋場所にて昇進の可能性がある力士は皆無でないが、現実的はやや厳しいか。

今回の霧島、豊昇龍も期待の力士であるため、両者ともにさらに上を目指して躍進してほしいところである。

とにもかくにも怪我には注意していただきたい。

如何せん近年大関は怪我に泣かされ陥落する力士が多いし、霧島も新大関の場所で(厳密に言えば場所前だが)怪我してしまい、来場所は早くも角番である。

この先どうなるだろうか…