きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

780. 琴櫻と琴ノ若

昨日照ノ富士の復活優勝により幕を閉じた大相撲初場所

照ノ富士の強さ、横綱の存在感を改めて感じることが出来たが、琴ノ若大関昇進も確実でありめでたい話題である。

そんな琴ノ若だが、大関昇進を果たしたことで琴櫻四股名を継承するのかどうかも注目である。

琴ノ若は現在26歳であり、春場所大関で迎える頃は26歳4ヶ月である。

私個人としては特段若い年齢による昇進ではないと考えている。

現役大関の昇進年齢を見ても

貴景勝:22歳9ヶ月

・霧島:27歳3ヶ月

・豊昇龍:24歳4ヶ月

※全て新大関の場所での年齢

以上のため、特別若い年齢でもなく、また若手と呼ぶほどの年齢でもないと言える。

改めて考えると貴景勝は霧島と同じ学年、琴ノ若の学年1つ上のため、早くに昇進したことがわかる。

話は少し逸れたが、祖父の琴櫻はどのような流れで昇進を果たしてきたか振り返っていこうと思う。

 

琴櫻

琴ノ若

十両昇進年齢

21歳8ヶ月

21歳8ヶ月

幕内昇進年齢

22歳4ヶ月

22歳4ヶ月

三役昇進年齢

23歳2ヶ月

25歳2ヶ月

大関昇進年齢

27歳0ヶ月

26歳4ヶ月

大関昇進までの在位数(初土俵から)

52場所

48場所

大関昇進までの在位数(幕内昇進から)

27場所

23場所

大関昇進までの在位数(三役昇進から)

23場所

7場所

横綱昇進年齢

32歳4ヶ月

 

大関在位数

32場所

 

 

十両昇進と幕内昇進に関しては年齢が同じである。

差が生じたのは三役昇進である。

琴櫻は幕内昇進から早々と三役に昇進したが、琴ノ若は如何せん三役昇進は昨年の初場所の出来事だった。

これに関しては三役が渋滞していた時期でもあり、上位圏内で勝ち越しを続けながらも中々昇進に恵まれなかった不運もある。

しかし三役昇進後にも差は生じており、琴櫻は三役昇進から大関昇進まで約4年かかってしまった。

一方の琴ノ若は三役昇進から大関昇進までわずか約1年である。しかも三役では負け越しなしである。

結果的に琴ノ若の方が大関昇進は半年ほど早い結果となった。

所要場所数に関してもここまでは概ね同じと言って良いだろう。

琴櫻の場合、横綱昇進までが時間を要した。

大関在位32場所は横綱昇進を果たした力士の中では最長記録である(その後武蔵丸も同率1位)。

琴ノ若として大関在位は出来るだけ短く横綱昇進を果たしたいところだろうが、この先どうなるだろうか…