きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

748. 2023年九州場所11日目を勝手に語る

7日目同様、酔っ払っているため文章がめちゃくちゃかもしれませんがご容赦下さい。
また先に予告しておきますと、明後日13日目もそのような状態だと思いますがよろしくお願いいたします。

さて本日より終盤戦へ突入した九州場所

本日注目の『貴景勝琴ノ若』の一番は関脇琴ノ若に軍配が上がった。

本日も琴ノ若の腰の重さが発揮された一番となった。

立ち合いの当たりは貴景勝も低く踏み込んでいったが、琴ノ若は全く下がらなかった。

流れの中でうまく回り込んで後ろについて送り出した。
昨日も記載したが、今場所の両者の状態から鑑みると、貴景勝が押し切るイメージは想像出来なかった。

如何にして貴景勝琴ノ若を崩していくのかという点が注目だったが、琴ノ若貴景勝を崩したと言える内容だった。

琴ノ若は単純な星数で言えば残りも全て勝てばいわゆる3場所33勝に到達することになる。

正直場所前は大関昇進はもちろんのこと、私個人の考えとしては起点の場所に出来るかどうかというものだった。

しかし今場所の琴ノ若の相撲を見るとこの場所を足固め、さらには一気に大関昇進を狙うムードも高まりつつあるのではないだろうか。

現状9勝2敗のため二桁にすら到達していないが、このまま白星を重ねることでひょっとしたらひょっとする可能性も出てきたか。

一方貴景勝はこの黒星により4敗へ後退。
現状星の差2つであり、自力優勝が消滅した。

単純に星数で見れば優勝の可能性はまだ残されている。
とはいえ先場所も11勝であり、2場所連続11勝ではさすがに横綱の声も上がりにくいだろう。

私個人としては朝乃山に敗れた時点で今場所の優勝及び綱取りは消滅したと思っているが、それでもここで腐るわけにはいかない。

まだ大関同士の割も残されているため、意地を見せたいところである。

2敗の大関霧島は若元春を下して2敗を死守。
磐石な相撲内容と言って良いだろう。

若元春得意の左四つではあったが、自分十分相手不十分の形を作ることが出来た。

いつぞやかも記載したが、霧島は関脇時代から後半戦に強い力士である。
ここに来てエンジンがかかってきた様子である。

熱海富士が美ノ海を下して2敗を死守。
同じ平幕とはいえ、力の差を見せつける内容だった。

昨日も記載したが、本日豊昇龍と対戦してほしかったと思っている。
明日その割が組まれているが、1日遅いと言わざるを得ない。

一山本が連敗で3敗に後退。
一山本どうこうよりも単純に大栄翔の地力が上という相撲だった。

今場所の大栄翔は10日間総合すると磐石とは言い難い。
それでも現状一山本が敵う相手ではなかったといったところか。

『豊昇龍ー朝乃山』にも触れよう。

この一番に関しては朝乃山の悪い癖が出たとしか言いようがない。

朝乃山の右四つは相撲ファンならば誰も知る得意の型であるが、上手よりも差し手に重点を置く力士である。

そのため上手を引いても深いことが多く、引き付けられていないことが多い。

本日も形としては朝乃山十分であった。
これが押し相撲相手ならば完勝だろう。
しかし相手は大関豊昇龍であり、豊昇龍も右四つで力を発揮し、さらには投げの威力もある。

その力士相手に上手の引き付けが甘くなれば本日のように逆転の下手投げを食ってしまう。

朝乃山は照ノ富士逸ノ城、さらには北青鵬と大型力士を苦手としている。

しかし元は大型力士云々ではなく、右四つの完成度しては低いため、照ノ富士逸ノ城に及ばない結果となっている。

これに関して私は3年程前から記載していることである。

朝乃山は上手を引かずに強引に攻めることもある。
これが功を奏し、先場所熱海富士戦のように力を発揮することもある。

しかし力のある力士にその攻め方をしても逆転を食らうことが多い。
本日の相撲は朝乃山の長年の課題と言える展開だったのではないだろうか。

明日の注目の割は
『霧島ー琴ノ若
この一番である。

勝った方が優勝に大きく近付く一番である。

むしろ私個人としては勝った方がそのまま全て勝って優勝してほしいと思っている。

琴ノ若としては慌てずどっしり構えて相撲を取ることが重要だろう。

霧島としては前ミツ引いて食い下がる展開を作るのか。
それとも立ち合い突き放してから流れを掴むのか。

明日がターニングポイントとなるか。

熱海富士も2敗としているが、私個人としては霧島ー琴ノ若の勝者がそのまま全て勝って優勝してほしいという思いが強い。

明日の『霧島ー琴ノ若』。
目が離せない。