きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

749. 2023年九州場所12日目を勝手に語る

本日注目の『霧島ー琴ノ若』の一番は大関霧島が制した。

熱海富士が豊昇龍を下して、霧島と熱海富士が2敗で先頭に並ぶ展開となった。

まず注目の一番から振り返るが、霧島の強さ、巧さが光った一番だった。

立ち合い突き放してから左前ミツを引き、霧島得意の食い下がる形を作ることが出来た。

今場所の琴ノ若は腰の重さを活かした相撲を取り続けていたが、霧島はその持ち味を潰す相撲を見事取ることが出来た。

序盤戦の霧島は速攻相撲が光っており、中盤戦やや崩れかけたが、終盤戦へ突入して相撲内容に厳しさが増している。

ぜひともこのまま残り3日間も勝って13勝で優勝してほしいという思いが強い。

本日の相撲を見るとそれが出来る力は十分にあるだろう。

敗れた琴ノ若は3敗へ後退。
一度立ち合いで待ったしたが、それも少しは影響したか。

それについては不明だが、本日は霧島の攻めが厳しかったため、得意の腰の重さを活かした守りの相撲を発揮することが出来なかった。

昨日も記載したが、本日敗れたことでいわゆる3場所33勝には届かなくなった。
今場所の琴ノ若の相撲を見て、大関昇進ムードも高まっているように感じるため、ここから全て勝って合計32勝とすれば十分チャンスもあるか。

しかし懸念点もいくつかある。
まず三役に昇進を果たしてから二桁が2回しかないこと(今場所残り全て勝ったと仮定して)。
そして先場所が一桁の白星であること。
また上記にも通じるが、2場所連続二桁の経験がないこと。

もちろん過去の大関昇進を果たした力士の中にも上記に当てはまる者も存在するが、私個人としても来場所様子を見ても良いという思いはある。

三役で勝ち越す安定感があるのは周知の事実である。
そして今場所の強さが本物かどうかは来場所試されるだろう。

今場所の締めのようなことを記載しているが、とにもかくにも琴ノ若にとって残り3日間、色んな要素を含んだ重要な3日間になるだろう。
如何せん今場所もまだ二桁に到達していないため、本日の黒星は忘れて切り替えていきたいところである。

2敗熱海富士が大関豊昇龍を下して2敗を死守。
豊昇龍に攻め込まれたが、土俵際逆転の突き落としを決めた。

この力士は土俵際にも強い力士であるが、それ以上に本日は立ち合いでしっかり踏み込むことが出来ていた。

立ち合い踏み込んだからこそ豊昇龍に押し込まれても少し余裕を持って残すことが出来たのだろう。

先場所同様、役力士と少し割が組まれながらも二桁の白星に乗せることが出来た。

先場所優勝を逃したことで忘れられているような感じもあるが、今場所優勝を果たしても初土俵から最速優勝達成となる。

これに関しては見たい気持ちもあるが、私個人としては熱海富士の優勝は上位総当たりの地位で見たい気持ちが強い。

それは最速優勝関係なく、単純に上位で本当の力を付けた時に優勝を見たいと思っている。

もちろん今の熱海富士の力量が勢いだけのものではないというのはわかっている。
しかしまだ優勝には早いという思いがある。

だからこのまま霧島が優勝してほしいという気持ちがある。
とはいえもしこの両者の割が組まれ、熱海富士が勝利したとなれば特に文句はないのだが。

熱海富士も先場所苦い経験をしているため、終盤戦の難しさもわかっているだろう。

まずはしっかり力を出し切る事が出来るかどうか。
それが重要だろう。

その他役力士にも目を向けると、貴景勝が若元春を下して勝ち越しを決めた。

数字上不可能ではないが、それでも連覇が絶望的な状況だが、まずは最低限の勝ち越しを決めた。

来場所以降に繋げるためにも二桁には乗せたいところである。

とはいえ本日も押し切ることは出来なかったため、この状況で残り3日間白星を掴むことが出来るかどうか。

一方若元春が負け越しを喫した。
今年ここまで5場所全て勝ち越していたが、年間全て勝ち越すことが出来なかった。

本日の相撲を見ても腰高である。
今場所の相撲を見ると、関脇以上との差が開いてしまった印象を受ける(大栄翔には勝っているが)。

ただ単に今場所は不調だったで済むならば良いが、来場所以降もこの展開が続くならば若元春は大関候補から脱落してしまうことになる。

年齢を考慮しても余裕はないため、来場所以降の巻き返しに期待したいところである。

大栄翔が3敗の翠富士を下して勝ち越しを決めた。

立ち合い良く見て翠富士に相撲を取らせなかった。

立ち合いその場で手を出す形からでも一方的に突き放していけるのだからこの力士の突き押しは改めて別格だと感じた。

2日連続で好調平幕力士に土をつけ、役力士の意地を見せることも出来た。

中盤戦以降心配されたが、それでも勝ち越しに結びつけるあたりはさすがである。

番付通りいけば残り3日間は大関戦だが、二桁に向けては厳しい展開である。
大栄翔にとっても勝負の3日間である。

明日の注目の割は
『霧島ー大栄翔』
この一番である。

この1年は霧島が圧倒しているが、先場所は大栄翔が正に執念の白星を上げている。

ここ数日の霧島ならば大栄翔の突っ張りをうまく跳ね上げると思うがはてさて。

また熱海富士についてだが、ここで組まれる相手が高安なのかという思いがある。

割崩しを行わず対応するならば高安しかいないという考え方なのか。
何度も繰り返しになるが、だから『豊昇龍ー熱海富士』の割を1日早めれば良かったと思っている(この割だけに限らないが)。

明日『貴景勝ー豊昇龍』の割が組まれた。
番付順にいけばこの割は14日目に組まれるものである。
明日組まれたということは割崩しを考えているということか。

私個人としては『貴景勝ー霧島』の割は崩してほしくない気持ちがある。
さすがに2場所連続割崩しは如何なものかと思う。

『霧島ー熱海富士』の割を組むならば割崩しは必然となるが、どこが割崩しとなるのだろうか。

残り3日。
何度も記載しているが、このまま霧島が締めてほしいと思っているがどうなるか…

昨日も記載しましたが、明日も投稿が遅くなると思います。
ご容赦下さい…