大相撲秋場所千秋楽から早1週間。
月末週ということもあり、少しだけ多忙であったが、3日程前に角界では幕下付け出し制度を改定し、最下位格に一本化することを決めたというニュースを目にした。
これに関しては幕下付け出し10枚目、15枚目の撤廃よりも、高校生の大会にて好成績を収めても三段目付け出しの資格を得られるようになったという点が大きいのではないだろうか。
むしろ幕下に関してはなぜ最下位一本化としたのだろうか。
1つ挙げられる理由としては、かつて10枚目ないし15枚目付け出しでデビューし、大成しなかった力士も考慮してという事か。
ここ数年は幕下上位も『元幕内力士』『十両と幕下上位のエレベーター力士』『外国人力士』そして『大卒力士』と実力伯仲であるため、付け出しデビューの場所で活躍できないこともあれば、関取にすら昇進出来なかった力士も存在する。
それらを考慮しての事なのか、三段目が最下位だから統一するという事なのかは不明だが、すでに関取クラスの実力があれば、最短2場所で十両昇進できるのだから問題ないと言えば問題ないのか。
とにもかくにも高校生が高校生が資格を得られるようになったのは大きい。
元々力のある高校生は三段目付近の力量はすでに持っていることが多い。
序ノ口、序二段と事実上2場所免除できるだけでも大きいだろう。
近年は入門者も激減しており、改革は必要だっただろう。
今回の改革は角界にとっても良い方向へ向かうことが出来るのではないだろうか。