きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

713. 2023年秋場所9日目を勝手に語る

そんな気はしていた。
良いと思った役力士が次の日敗れてしまう。

ものの見事に本日は若元春が該当したということだ。

若元春が敗れたことにより、役力士の最高成績者と1敗力士との差は2つ。

展開によっては高安、熱海富士がそのまま突っ走る展開も少し見えてきたか。

その中、明日平幕1敗同士の『高安ー熱海富士』の割が組まれた。

まぁ本日でも良かったような気はするが、頃合いと言えばそうでもある。

明日この直接対決を制した力士がこのままいくのか。

今場所は役力士が次々と星を落とすため『今の上位陣と対戦してもあまり意味がない』という旨の書き込みを目にしたこともある。

それに関しては『意味がない』ことは全く無い。

高安にしろ熱海富士にしろ仮にこのまま番付近くの力士とだけ対戦して優勝したらどのように思うだろうか。

やはり現状の成績がどうであれ、上位圏内の力士と割が組まれ、それに勝ってこそ優勝の価値も上がるものだろう。

高安、熱海富士ともにまだ優勝に値するだけの力士との割は組まれていない。
まずどちらが単独先頭に立つ展開となるだろうか。

本日の取り組みは両者ともに完璧といって良いだろう。

特に熱海富士は左前ミツ速攻という理想的な相撲内容だった。

今場所だけでなく、この先の活躍も期待が膨らむ内容であった。

本日若元春が敗れた瞬間、正直語るのはこれだけで良いと思っていたが、この一番に触れないわけにはいかない。

何を隠そう『貴景勝ー豪ノ山』である。

現状豪ノ山がどれほど通用するのか楽しみな一番だった。

貴景勝はここ2日間連敗としており、さらには昨日足も負傷した様子だった。

貴景勝にとっては不安材料が多い中の取り組みだったが、蓋を開けてみれば『さすが大関』『これぞ貴景勝』という目の覚めるような一番だった。

この一番を見たら尚更『この2日間が勿体ない』と強く思わせる内容だった。

貴景勝としても期するものがあったのだろう。
消極的な相撲が続いていた中で、この一番をきっかけにこの先も食らい付いていきたいところである。

一方豪ノ山は、初挑戦は跳ね返される結果となったが、この悔しさをバネに成長してほしいと思う。
まだまだこれからだろう。

明日で中盤戦が終了するが、霧島、貴景勝、若元春は何とか食らい付いていくしかない。

この先直接対決も始まるため、全員が3敗を維持することは出来ない。

現状の平幕1敗力士と対戦するまでは落とさずいってほしいが、期待すると敗れるため、そっと見守ることが一番良いか。

それは高安の優勝を心待ちにしているファンにも言えることか。

最後に、私自身はまだ高安に期待してはいません。
わかっていると思いますが、高安が嫌いだからということではないので悪しからず。