きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

659. 2023年夏場所9日目を勝手に語る

後半戦早々、照ノ富士に黒星。

昨日並走していた明生、朝乃山が敗れ、大関・関脇は皆2敗を喫しているため、照ノ富士独走ムードが漂っていた。

その中で照ノ富士が敗れた。
そして完敗と言えるだろう。

明生としては120点の相撲を取ることが出来ただろう。

照ノ富士に腕を極められる前に素早く連続攻撃を仕掛けた。

そしてまともに差しにいくのではなく、とにかく動いて横から攻めていった。

今場所の明生は動きの良さを活かしてここまで7勝1敗と好調だった。

明生らしい相撲が続いていたのは間違いないが、それでも対戦相手は平幕中位の力士だった。

そのため上位戦ではどうなるかという懸念材料もあった。
その中今場所初めての上位戦となったわけだが、好調をそのまま維持し、そして最高の相撲を取った。

照ノ富士横綱昇進以降、両者の対戦成績は2勝2敗だったが、本日の白星が最も素晴らしい内容に感じた。

照ノ富士としてはどっしり構えて掴まえたいところだっただろうが、構える隙を与えないほど明生の動きが素早かった。

これで今場所初黒星となったが、これがどのような影響を及ぼすだろうか。

照ノ富士も明日以降千秋楽まで役力士との割が続いていく。

本日の黒星は照ノ富士自身だけでなく、場所全体に与える影響は大きいかもしれない。

関脇陣に目を向けると、本日は関脇同士の割が2番。

まず『霧馬山ー大栄翔』の先場所優勝決定戦を戦った両者の一番だが、今場所も霧馬山に軍配が上がった。

霧馬山が一瞬引いて呼び込んだが、土俵際で右四つに組み、すぐに突き落としを決めた。

大栄翔としては流れの中で思わず差してしまったか。
結果的にこれが敗因となった。

霧馬山側から見ると引いてしまったのは反省点だろうが、それでも大栄翔の突っ張りをうまく下から跳ね上げており、もろに受けることはなかった。

霧馬山としては大関取りのために大きい白星であり、大栄翔としては大関取りのために厳しい黒星となった。

元々大栄翔は今場所大関取りの場所とは位置付けられていないが、大勝すればチャンスは十分に秘められていた。

しかし9日目で3敗はかなり厳しいか。
ここから全勝すれば可能性もあるだろうが、まずは連敗を止めることだろう。

連日土俵際の逆転敗けを喫しているため、修正が必要である。

『豊昇龍ー若元春』の一番は若元春に軍配が上がった。

豊昇龍が左前ミツ良いところを引いたが、若元春も左を深く差し、前に出る圧力で圧倒した。

若元春は立ち合い右からのかちあげを選択したが、これに関してはあまり効いていないように感じたが、とにかく左を差したのが勝因だろう。

豊昇龍としては左前ミツを引いたが、それをうまく活かすことが出来なかったか。

精神論になるが、若元春の方が勝ちたいという気持ちが強かったように感じた。

角番貴景勝が錦木に敗れ3敗目。

錦木がこの2日間別人のような内容で役力士を圧倒している。
貴景勝の押しに全く下がらず、堂々と受け止めて寄り切った。

昨日の若元春同様、貴景勝としては決して油断していたわけではないだろう。

観戦者側からすると昨日正代を圧倒し、そして過去の錦木との対戦成績を考慮しても貴景勝が圧勝すると思っていた。

それが逆に錦木が圧勝する展開になるため、これだから相撲は読めない。

貴景勝としては角番脱出のために平幕力士には落としたくなかったため、かなり痛手となる一番になっただろう。

貴景勝にとってまだまだ厳しい状況である。

1敗朝乃山は竜電を下して勝ち越しを決めた。

竜電に食い付かれる形となったが、前に圧力を掛けながら辛抱することができた。

中巻きかえにいった時はどうかと思ったが、白星に繋げたことが何よりか。

結果的にふたたび照ノ富士と並ぶ形となったため、この先俄然気合いも入るだろう。

明日の注目の割は
『霧馬山ー若元春』
この一番である。

明日この割が組まれたことで、関脇の2敗力士が1名に絞られることになる。

今場所の両者の相撲は対称的とも言える。
うまく捌きながら白星を掴んでいる霧馬山、力強い攻めで白星を掴んでいる若元春と言ったところか。

今場所の相撲だけを考慮するならば若元春有利に感じるがはてさて。

上記の通り、照ノ富士が敗れたことで場所全体に与える影響は大きい。

明日『霧馬山ー若元春』の勝者は自力優勝の芽も出てくる。

そして展開によっては明生、朝乃山の役力士との割が組まれていくだろう。

照ノ富士が明日琴ノ若との割が組まれたため、番付通りいけば残りは4関脇と貴景勝である。

現状並走している状況のため、朝乃山と無理に割を組む必要はないが、仮に朝乃山リードの展開になればどうなるか。

また明生のこの先の割も注目である。