きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

703. 2023年秋場所初日を勝手に語る

本日より大相撲秋場所が初日を迎えた。

夏場所千秋楽~名古屋場所初日の期間が短かったこともあり、その反動のためか首を長くして待っていた。

今場所も15日間好き勝手語っていきますのでよろしくお願いいたします。

さてさっそくだが、今場所の焦点である新大関豊昇龍は初日白星発進とした。

阿炎のもろ手突きに後退はしたが、体勢を大きく崩すことなく、土俵際逆転を決めた。

豊昇龍としては廻しを引いて組み止めたかっただろう。
そういう意味では磐石とは言い難いが、土俵際はある程度余裕があっただろう。

重圧のかかる新大関の初日としてはまずまずのスタートではないだろうか。

角番の2大関は明暗が分かれた。

大関の場所で負け越しを喫した霧島は対戦成績で分の悪い翔猿を下して白星発進。

途中引く場面もあったが、翔猿を正面において最後は組み止めることに成功した。

角番の初日に苦手を下したのは気分も良いだろう。
本日の相撲を見る限りでは怪我の心配はいらないか。

とはいえまだ初日だし、先場所も白星の内容は素晴らしかっただけに断定は出来ないが。

全休明けの貴景勝北勝富士に敗れて初日黒星。

取り直しの末敗れたが、気掛かりなのは2番とも叩きに落ちたということである。

焦りのためか早く勝負を決めてしまいたいと気持ちがあるのではないだろうか。

正直本日の北勝富士戦は比較的やりやすい相手だったと思う(大関昇進後は分が悪いが)。

元々貴景勝は序盤戦に星を落とすことは多いが、ここを落とす辺り今場所かなり苦戦を強いられるのではないだろうか。

関脇陣も明暗が分かれた。
先場所大関取りを経験した大栄翔、若元春が黒星。

大栄翔は明生の変化に対応できなかった。
正直対応出来ないレベルの変化には見えなかったのだが、大栄翔としては全く相手を見ていなかったのが敗因だろう。

ここ数場所の大栄翔の相撲内容からすると残念な相撲である。

若元春は喧嘩四つの朝乃山相手に左を差し勝ったが、あっさりと巻きかえを許してしまった。

先場所千秋楽に顔が合っている両者だが、ここ2場所の内容を見ると朝乃山の方が地力が上といったところか。

そして昨日私が優勝候補と名を挙げた朝乃山だが、話を聞くと先場所負傷した腕は万全じゃないし、さらには足も怪我しているとのことである。

正直その話を聞いた瞬間『もう予想が外れたかな?』と思ったが、初日の内容は素晴らしかった。

問題は残り14日間も同じように相撲を取り切ることが出来るかどうか。

新関脇琴ノ若は正代相手に完勝。
正代に左差しを許さず、自分十分の形を作ることに成功した。

先場所終盤戦、素晴らしい相撲を取り続けていたが、その勢いが今場所も続いているか。

今場所二桁勝てば大関取りの足固めと出来るため、序盤戦白星を積み重ねることが出来るかどうか。

新小結の錦木にも触れよう。

先場所は破竹の勢いから終盤戦4連敗で幕を閉じてしまった。
そして場所前に怪我もあったとのことだが、それを感じさせない素晴らしい相撲で玉鷲を下した。

ここ数場所見られる錦木のどっしりと構えた相撲である。

押し相撲相手に下がらず、逆に圧力をかけることが出来ているため、ここ数場所の錦木は成績が安定してきたように感じる。

この相撲を取ることが出来れば、明日の貴景勝もかなり苦戦するだろう。

明日の注目の割は
琴ノ若ー朝乃山』
この一番である。

日展望でも記載したが、私自身優勝候補として名を挙げている両者だが、早くも割が組まれた。

何気にこの両者、幕内では初顔合わせである。

両者右の相四つだが、琴ノ若はもろ差し狙いでいくだろう。

右四つに組む展開となれば朝乃山が有利だと思うが、先に琴ノ若が上手を引く展開になればわからない。

序盤戦にして早くも楽しみな割である。

まだ初日のため何とも言い難いが、貴景勝が苦戦を強いられる展開になるか。

膝の状態としてはここ数場所の中で悪くないのだろうが、如何せん本日2番とも叩きに落ちたのが気掛かりである。

横綱不在の中、3大関が牽引してほしいと思うがはてさて…