早いもので4月も本日で終わり、明日から5月へ突入する。
そして明日は夏場所の番付発表である。
4月は1度も投稿せずにサボっていたため、気休めに1回投稿し、明日以降もぼちぼち投稿していきたいと思っている。
夏場所は霧馬山の大関昇進が最大の焦点になると思うが、優勝記録に関しても注目である。
その記録は2つあるのだが、本日はまず1つ目に触れていこうと思う。
先場所終了時点で話題にもなっていたが『別々の力士による連続優勝』である。
現在は『8場所連続』であり、これは史上最多タイ記録である。
まず先場所までの優勝力士を振り返ると以下の通りである。
場所 |
四股名(番付) |
成績 |
備考 |
令和3年九州場所 |
15戦全勝 |
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令和4年初場所 |
御嶽海(関脇) |
13勝2敗 |
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令和4年春場所 |
若隆景(関脇) |
12勝3敗 |
高安と優勝決定戦 |
令和4年夏場所 |
12勝3敗 |
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令和4年名古屋場所 |
逸ノ城(西前頭2枚目) |
12勝3敗 |
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令和4年秋場所 |
玉鷲(東前頭3枚目) |
13勝2敗 |
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令和4年九州場所 |
阿炎(西前頭9枚目) |
12勝3敗 |
貴景勝、高安と優勝決定巴戦 |
令和5年初場所 |
12勝3敗 |
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令和5年春場所 |
霧馬山(関脇) |
12勝3敗 |
大栄翔と優勝決定戦 |
令和5年夏場所 |
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※赤字は記録が始まる前の優勝力士
単純にここに記載されている8名の力士以外が優勝を果たせば、史上最多の9場所連続の記録が達成されることになる。
ちなみに過去の8場所連続の内訳は以下の通りである。
場所 |
四股名(番付) |
成績 |
備考 |
平成2年秋場所 |
14勝1敗 |
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平成2年九州場所 |
13勝2敗 |
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平成3年初場所 |
霧島(大関) |
14勝1敗 |
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平成3年春場所 |
13勝2敗 |
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平成3年夏場所 |
14勝1敗 |
小錦と優勝決定戦 |
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平成3年名古屋場所 |
琴富士(東前頭13枚目) |
13勝2敗 |
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平成3年秋場所 |
琴錦(東前頭5枚目) |
13勝2敗 |
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平成3年九州場所 |
13勝2敗 |
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平成4年初場所 |
貴花田(東前頭2枚目) |
14勝1敗 |
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平成4年春場所 |
13勝2敗 |
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この時代は横綱が4名在位していたが(千代の富士、北勝海、大乃国、旭富士)、全員が晩年であり、平成3年名古屋場所以降平幕力士が3名誕生しているのが見てわかるように群雄割拠に突入した時期である。
現在の記録を見てもわかるように『史上初の3場所連続平幕優勝』と横綱照ノ富士が怪我で精彩を欠いており、正代、御嶽海の大関陣も大関陥落となり、混沌としている時代である。
中には『誰が優勝するのかわからないから面白い』といった声も聞かれるが、私個人としては続き過ぎると興ざめしてしまう。
そしてそれに拍車をかける理由が、優勝をきっかけに躍進する力士がいないからである。
御嶽海は優勝の翌場所こそ11勝だったが、その後は現在まで負け越しが続いている状況である。
若隆景は関脇の常連だが、大関昇進のための爆発力は欠けている。さらには先場所の怪我により長期離脱となった。
平幕優勝の逸ノ城、玉鷲は優勝の翌場所は負け越し、阿炎は何とか勝ち越したものの期待度から言えば満足いく結果とは言い難い。
貴景勝の優勝は大関の責任を果たす素晴らしいものだったが、綱取りへ機は熟したと思った矢先の怪我である。
だからこそ夏場所の霧馬山への期待は大きいし、また仮に9場所連続で別々の力士の優勝になったとしても、私個人としては豊昇龍、大栄翔といった次につながる可能性を秘めた力士に達成していただきたいと思っている。
はてさてどうなるものか。
そしてとある優勝記録にリーチを懸けているのはもう1つあるのだが、それは次回以降記載したいと思う。