本日から初日を迎えた大相撲春場所。
大関、2関脇が初日から黒星を喫する展開となったが、その一方で4小結が全員白星という結果になった。
先場所も今場所同様4小結が在位していたが、先場所は真逆の全員黒星であった。
年6場所制となった昭和33年以降、4小結は今場所で『17場所目』であるが、実は初日全員白星は『史上初』の出来事である。
小結は初日にその場所の最高位と割が組まれることが多いため、単純に初日白星を挙げるのが難しい傾向にある。
それが4小結全員に該当するわけではないが、それでも確実に1名以上は上位と割が組まれるため、中々全勝とはいかないのである。
ちなみに過去最高は3勝1敗だったが、これも平成11年春場所の1回だけである。
この場所は栃東、出島、安芸乃島、魁皇の4名が小結に在位していたが、魁皇が横綱若乃花に敗れて惜しくも全勝とならなかった。
今場所は横綱不在、大関1名ということで状況は異なるし、翔猿以外は平幕との割が組まれていたため一概には言えないが、それでも今場所の4小結はやってくれるのではないかという期待感を持たせる初日と言えるだろう。
何なら先場所も同じ状況で4小結は初日全員黒星だったのだから。
最後に今場所も含めた4小結の初日成績は以下の通りである。
史上初の4小結全員白星となったが、今場所この中から抜け出す力士は誕生するのだろうか…