きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

597. 2023年初場所初日を勝手に語る

本日より初日を迎えた大相撲初場所

いつも通り好き勝手語っていくが、正直なところ本日が初日という実感があまり沸かない。

それは私自身がまだ休みボケから抜けきれていないことが影響しているのかどうかは不明だが、それでも始まればいつものように取り組みに目を向けている。

さっそく土俵に目を向けると、今場所唯一の上位と呼べる貴景勝は新小結若元春を下してまずまずのスタートを切った。

押し込む展開にはならなかったが、うまくいなして対処することができた。

ここ2年苦戦している初場所で初日白星としたが、如何せん貴景勝は2日目、3日目が鬼門であるためまだまだこれからだろう。

関脇~小結で白星を挙げたのは若隆景と豊昇龍の現状大関に近い2名のみだった。

若隆景は明生相手に完勝。
立ち合い当たり負けることなく、左四つに組んで休むことなく攻め切った。

左四つは明生の四つだが、先に上手を引いていたし、常時攻めていたため余裕があった。

久しぶりの初日白星となり、この流れで序盤戦乗り切ってほしいところである。

先場所三役で初めて二桁勝った豊昇龍は曲者の翔猿を速攻相撲で下した。

立ち合い張り差しを選択したが、とにかくスピードがあった。

以前から私は強さを感じさせないと記載していたが、本日のような速攻相撲が板につけば面白い存在になるだろう。

とはいえまだ初日のため、判断は難しいところである。

2場所連続で優勝争いしている高安は大栄翔の突きに一方的に下がって黒星。

大栄翔の相撲が素晴らしかったのはあるが、高安の立ち合いの威力が影を潜めていたようにも感じる。

日展望で高安のかち上げは間違いなく対戦相手からすると警戒、対策してくると記載したが、その通りになってしまったか。

本日の相撲を見ると大栄翔が対策したというわけでもないように見えるが、大栄翔が当たり負けなければ高安のかち上げも怖くないといったところか。

やや高安に活気なく感じたため、この先巻き返しに期待したい。

本日ある意味最も注目の一番である『正代ー御嶽海』は御嶽海に軍配が上がった。

終始御嶽海が圧力をかけており、正代は堪らず引いてしまった。

御嶽海としては良い内容だったが、特例復帰場所の正代にとっては初日から躓く展開となった。

特例復帰場所に関しては過去にも何度か記載しているが、2日目までに黒星を喫した力士で復帰した例はない。

そのため過去の事例からいけば正代は初日でアウトなわけだが、昨年2度も奇跡を起こしている力士なだけに何とも言い難いところはある。

勝った御嶽海にしてもここ2場所は序盤戦そこまで悪くなくても中盤戦以降は人が変わったように崩れているため何とも言い難い。

初日全滅した小結だが、霧馬山は踏み込み自体は悪くないと思う。

玉鷲相手に取り直し前、取り直し後と2回突き落とされてしまったが、やや攻め急いでしまったか。

立ち合いの踏み込み自体は良いので、あとは土俵際の詰めだろう。

新小結琴ノ若は先場所の覇者阿炎に敗れた。

現在の番付は琴ノ若の方が上だが、力はやはり阿炎の方が上といったところか。

阿炎のいなしについていくことができなかった。

阿炎としては先場所優勝した気負いはあまり感じさせなかった。

突き切る事はできなかったが、動きは良さそうである。

場所前展望にも記載した錦富士は、立ち合いの当たり良く、その後の攻めも良かったが勇み足による黒星となった。

霧馬山のところでも記載したが、踏み込み自体は良いので、今後土俵際に注意していくことだろう。

奮起してほしい『隆の勝ー遠藤』の一番は隆の勝に軍配が上がった。

隆の勝の圧力が勝った一番だが、どうもここ最近の遠藤は脆さを感じさせる。

元々馬力負けすることは度々見受けられる力士であったが、ここ数場所はより顕著になっているように感じる。

明日の注目の割は
『若隆景ー御嶽海』
この一番である。

ここ最近は連勝しているが、若隆景にとって合い口の悪い相手である。

序盤戦躓く事の多い若隆景にとっては嫌な相手になるかもしれない。

2関脇4小結が初日黒星という初日だったが、平幕上位との力量差はほとんどないため、そこまで驚きはない。

むしろその中でも大関貴景勝、現状大関に近い若隆景、豊昇龍が落とさなかったというところが注目なのかもしれない。

とはいえまだ初日だ。
昨年の初場所貴景勝は2日目に敗れた。
若隆景は序盤戦に弱い。
豊昇龍も本日のような相撲を続けられるかどうかわからない。

まだ場所は始まったばかりのため多くは語ることが出来ない。

序盤戦どのような展開になるだろうか。