きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

492. 2022年夏場所初日を勝手に語る

本日より初日を迎えた大相撲夏場所

5月8日が初日と、ある意味最速の開幕となるわけだが、今場所も好き勝手15日間語っていきたいと思いますのでよろしくお願い致します。

早速土俵に目を向けると、上位陣は御嶽海以外全員黒星を喫した。

日展望の方でも記載したが、初日にして早くも私の優勝予想が御嶽海になったということである。

まずその御嶽海の相撲から振り返るが、苦手高安相手に十分な形を許さなかった。

立ち合いすぐに右前ミツを引かれたが、それをうまく切ることが出来たし、高安の左もうまくおっつけていた。

御嶽海が途中で叩いたところでどうかと思われたが、高安も呼び込むように引いてしまったため、御嶽海はうまく体を寄せることが出来た。

御嶽海としては初日苦手相手に上々の内容だろう。
まだ初日だが、周囲が黒星を喫した中で白星を挙げたのも大きいため、今場所はチャンスだろう。

休場明けの横綱照ノ富士は過去苦戦を強いられている大栄翔に完敗。

土俵際で右を差すことに成功したが、大栄翔の出足を止めることが出来なかった。

そもそも土俵際棒立ちだし、信条である足腰の良さも全く見られなかった。

やはり状態が思わしくないのか。
まだ初日とはいえ、内容が内容だけに今場所も優勝争いはもちろんのこと、皆勤すら厳しいのではないかと心配される。

今年に入ってから膝の問題もあるだろうが、何か負け癖がついているような気がしなくもない。

正代、貴景勝の2大関も平幕相手に完敗。

正代は正直初日に敗れること自体何ら驚きはないのだが、霧馬山に敗れるとは思わなかった。

霧馬山も力をつけている力士ではあるが、過去の対戦成績を考慮しても、正代の左が覗きさえすれば難なく対処するだろうと思っていただけに意外な展開だった。

それだけ霧馬山の立ち合いの踏み込み、その後前ミツの引き付けが強烈だったということだろうが、正代の立ち合いがあまりにも棒立ちだったことも問題だろう。

先場所要所で意地を見せた正代だが、やはり本日の相撲を見ても優勝争いという点では厳しいと言わざるを得ないか。

貴景勝琴ノ若相手に良いところなく完敗。
まず立ち合いの当たりが高いし弱い。

押しが信条の貴景勝が立ち合い当たれていない時点で脅威はない。

琴ノ若としてはある程度余裕を持って相撲を取ることが出来たのではないだろうか。

その琴ノ若は堂々たる相撲であった。
廻しに拘らず攻めに徹していた。

日展望の方でも記載したが、今場所楽しみな力士である。

大関への足固めが期待される若隆景は、北勝富士を下して初日白星発進。

得意の下からの攻めは見られず、右四つに組み上手も引けない状態だったが、我慢して相撲を取ることが出来ていた。

完勝とは言い難いが、注目の初日に慌てることなく相撲を取ることが出来たのは地力をつけている証拠である。

その他力士に目を向けると、阿炎、豊昇龍、隆の勝の3名があまりにも残念な内容だった。

阿炎、豊昇龍は今場所も三役に在位しており、若隆景に負けじと健闘してほしいところなのだが。

下位の方に目を向けると、明生が貫禄勝ちした。

若手の王鵬相手に素晴らしい立ち合いの当たりを見せた。

やはりこの地位ならば二桁には乗せてくれるだろうと思わせる内容だった。

明日の注目の割は
照ノ富士ー高安』
『御嶽海ー豊昇龍』
この2番である。

先場所、本日と照ノ富士の相撲内容を見ていると、正直照ノ富士が高安に勝てるイメージがあまり沸かない。

両者ケンカ四つだが、照ノ富士得意の右四つに組んでも高安も上手を引けば力を発揮するし、まず照ノ富士が十分に四つに組み合う姿を想像出来ない。

先場所、本日の相撲内容を見ているとそれだけ照ノ富士の状態が悪く見えてしまっているのである。

照ノ富士としては苦手を下してきっかけを掴みたいところだがどうか。

御嶽海は過去3戦全勝の豊昇龍相手だが、周囲が黒星を喫している中、平常心で相撲を取ることが出来るかどうか。

御嶽海が最高の相撲を取った翌日に敗れるのは見慣れた光景である。

ぜひとも序盤戦落とさずいきたいところである。

まだ初日とはいえ、照ノ富士貴景勝の状態は気掛かりである。

正代に関してはある意味いつも通りであり、ここから勝ち越しに結びつけるのは問題ないと思われる。

霧馬山、琴ノ若辺りは状態も良さそうだが、御嶽海、若隆景が場所を引っ張る展開となるのか。

何度も言うようにまだ初日である。
はてさて…