きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

598. 2023年初場所2日目を勝手に語る

初日順当な滑り出しでも2日目に躓いてしまう。

大相撲では毎場所見られる光景とも言えるが、今場所は貴景勝、若隆景がそれに該当するか。

元々貴景勝大関昇進以降、2日目と3日目の成績があまり良くないから意外でもないかもしれないが。

本日の貴景勝はとにかく『らしくない』の一言である。

貴景勝は小兵力士相手によく見ながら突き放していく相撲が得意な力士である。

しかし本日は慌てたように追いかけすぎていたため、足がばたついていた。

立ち合いやや動かれたことで慌ててしまったのか。
先場所も動かれていたし、うまく残していたように見えただけに残念な内容である。

久しぶりに初日白星とした若隆景は御嶽海の圧力に屈した。

御嶽海戦の負けパターンと言える内容だった。
左上手引いていたが深いし、とにかく御嶽海の圧力が強烈だった。

若隆景としては弱点を突かれたような内容であり、御嶽海としてはこれぞ若隆景の攻略法と言わんばかりの完璧な内容だった。

若隆景としては当然の事だが連敗だけは避けたいところである。
そして私の思いとしてはぜひとも序盤戦は4勝1敗で乗り越えてほしい。

一方御嶽海は平幕まで陥落し、失うものは何もないという良い意味で気持ちを切り替えることが出来ているか。

とはいえ昨日も記載したが、ここ数場所の御嶽海は序盤戦そこまで悪くなくても中盤戦以降は人が変わったように崩れているためどうなるか。

役力士で唯一初日から2連勝とした豊昇龍。

本日は決まり手こそ下手投げだが、立ち合いは昨日同様に低く鋭く、先手を取っていた。

攻め切る事はできなかったが、先手を取っていた分、琴ノ若に残されても余裕があっただろう。

これが一気に攻め切るくらい力がつけば上の番付もすぐに見えてくるか。

ここまで2日間の豊昇龍はとにかく立ち合いが良い。

残り2関脇は連敗スタート。

高安は霧馬山にかち上げをかわされ、その後も霧馬山に一方的に攻められて完敗。

かち上げが警戒されているし、ここまで2日間持ち前の粘り腰も影を潜めている。

怪我による影響なのか、単純に相手の力が上回っているのかは不明だが、かち上げ一本ではなく、修正が必要になってくるか。

特例復帰場所の正代は苦手大栄翔相手に何も出来ず完敗。

毎場所のリプレイを見せられているかのような内容だった。

『正代は気持ちの問題』と耳にすることが多いが、私は先場所も何度か記載しているが単純に力負けしている印象を受ける。

それが怪我による影響なのか稽古不足による問題なのか不明だが、今の正代は単純に衰退しているように感じる。

小結が霧馬山以外2連敗スタートであり、逆に平幕上位の阿炎、玉鷲辺りが連勝としており、やはり力量差は全くないことを感じさせる

むしろ阿炎に関しては先場所優勝だけではなく、昨年は三役で過ごした時間も長いため何ら不思議ではない。

本日の阿炎の相撲は突き切る事が出来ず、差される展開になったが、昨日同様身体は動いている様子である。

平幕中位の方に目を向けると、阿武咲が良い相撲を取っている。

まぁこの力士の場合、この辺りの地位ならばいつもこんな感じといったところか。

後半戦で力量のある力士と割を組まれ、そこで勝ち切る事が出来ないという印象が強い。

とはいえ本日上位の力量を持つ隆の勝相手に素晴らしい内容だった。

一方隆の勝はここ数場所平幕下位でも苦戦しており、中々復調の兆しが見えない。

早く調子を取り戻して上位での活躍を見たいのだが。

明日の注目の割は
『豊昇龍ー御嶽海』
この一番である。

御嶽海が不調の間、番付も逆転し、対戦成績も五分となっている(豊昇龍は1つ不戦勝あり)。

豊昇龍としてはここまで2日間の立ち合いを見せることが出来れば問題なく感じるが、如何せん御嶽海もここ2日間は良い相撲内容である。

豊昇龍も身体が大きいわけではないため、本日の若隆景のように圧力で圧倒される可能性もある。

豊昇龍としては立ち合いが重要になってくるだろう。

まだ2日目のためまだまだ先は長いが、役力士で勝ちっぱなしが早くも豊昇龍だけというのは今場所も荒れることを意味するだろう。
何なら役力士の過半数が白星なしという状況である。

上記の通りまだ2日目のため、今後どのように展開するだろうか。

貴景勝、若隆景としては連敗を避けたいところである。