きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

409. 2021年九州場所3日目を勝手に語る

各力士の状態が徐々にわかり始める3日目。

本日も横綱大関安泰となった。
3力士ともに磐石と言っても差し支えないと思う。

照ノ富士は相撲巧者若隆景を冷静に捌いて3連勝。

過去熱戦になることも多い取り組みだが、本日は照ノ富士が相手を正面に置いて危なげない相撲だった。

若隆景としてはおっつけ、ハズ押しで崩していきたいところだっただろうが、それをさせない照ノ富士の強さが光った。

大関陣に目を向けると、貴景勝が3連勝。

立ち合いは霧馬山の変化も警戒したのかそこまで強く当たりにいかなかったが、当たって上体を起こし、足が揃ったところ左から突き落とした。

突き落としは貴景勝の十八番とも呼べる技だが、相手にしっかり圧力をかけているときはこれが面白いように決まる。

これで2日目、3日目と鬼門を越えたため、このまま白星街道をひた走りたいところ。

正代は初日こそ躓いたが、昨日、本日としっかり修正してきている。

本日も立ち合いの踏み込み良く、阿武咲の出足を止めて逆に前に出ていたため、叩きがうまく決まった。

両関脇がともに白星。
御嶽海は大栄翔の突きに後退せず、逆に圧力をかけて3連勝とした。

大栄翔の突っ張りも腕がよく伸びていたが、それ以上に御嶽海の強さが光る一番だった。

この3日間は間違いなく強い御嶽海である。
大関に勝っても何一つ驚きはないし、むしろそれが普通とも思えるが、15日間総合しての期待値は低いため、これ以上語るのはやめよう。

明生が今場所の初白星を過去7戦全敗の隠岐の海から挙げた。

立ち合いの踏み込み良く、左差し速攻だったが、土俵際で粘られどうかと思ったが、休まず攻めて白星に繋げた。

3場所目の三役の場所も3日目が初白星という形となったが、ここから白星を積み重ねてほしいところ。

本日残念な結果で終わったのが隆の勝、豊昇龍、高安の3名である。

隆の勝は逸ノ城の突き落としにあっさり手をついてしまった。

ここ数場所平幕でくすぶっているが、このような内容が増えているのが要因だろう。
足腰が良い力士なだけに残念である。

豊昇龍も宇良との熱戦を期待したが、立ち合いから消極的であり、あっさり引き落とされた。

初日見せた鋭い立ち合いを見せてほしいところなのだが、中々身に付いていないといったところかわ、

そして高安は昨日得意の持久戦を制し、高安らしさが戻ってきたと思いきや、本日は持久戦で敗れた。

妙義龍の我慢勝ちとも言えるかもしれないが、体が離れた展開から再度当たる際、もっと左を固めていけば良いと思ったのだが。

3名とも切り替えて明日以降臨んでほしい。

明日の注目の割は
照ノ富士ー阿武咲』
この一番である。

照ノ富士が幕内へ復帰以降、対戦成績で負け越している相手が2名いるが、その中の1名である(もう1名は高安)。

阿武咲の低い攻めに苦戦しており、もろ差しを許す展開も多い。

出足を止めれば問題ないと思うが、阿武咲は差しても構わず出てくるため、手を焼いている様子である。

今場所の阿武咲はここまで3連敗であり、相撲内容も良くない状態だが、横綱戦となれば目の色は変わるだろう。

照ノ富士としてはとにかく強引に引っ張り込むような相撲は避けたいところである。

大栄翔戦のように前に圧力をかけていくことが重要だろう。

3日間見ていると横綱大関+御嶽海の状態は良さそうである。

しかし正代、御嶽海は明日どうなるか不明な力士であるためどうなるか。