きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

528. 2022年名古屋場所6日目を勝手に語る

本日より中盤戦へ突入した名古屋場所

早くも正念場を迎えていた照ノ富士が、苦手の玉鷲を下して連敗を免れた。

立ち合いしっかり踏み込み、腰高になることもなかったため、玉鷲の当たりに大きく下がることがなかった。

逸ノ城に力負けした翌日、苦手が相手ということで心配もされたが、内容も上々であるため杞憂に終わった。

逸ノ城とは星の差2つ、自力優勝消滅の状態ではあるが、食らい付いていくしかないだろう。

その逸ノ城は昨日同様、完璧な相撲で6連勝。

対戦成績で分の悪い御嶽海相手だったが、昨日同様立ち合い踏み込み良く、左前ミツ浅い位置を引き付け磐石の内容だった。

序盤戦は張り差し主体の立ち合いだったが、昨日今日は右四つの教科書と呼べるレベルの立ち合いを見せている。

昨日今日の相撲内容、単純に堂々とした体格を見ても、前頭2枚目の風格ではない。

私だけかもしれないが、昨日で一気に名古屋場所逸ノ城一色になってしまった。

先は長いがこのまま突っ走ってほしいところである。

大関陣は2勝1敗で勝ち越し。

貴景勝は宇良を冷静に捌いて4勝目。
元々貴景勝は小兵力士相手に巧く取る力士であったため、本日はそういった内容だった。

珍しく右から突き落としにいったが、相手が見えていたのだろう。

正代が言い方は失礼だが、まさかの大栄翔戦勝利。

苦手相手、さらに大栄翔は昨日良い相撲で白星を挙げて波に乗ると思われていた中、正代が圧倒する内容だった。

立ち合いの踏み込みが良かったし、右のおっつけも効いていた。

この相撲を毎日取ることができないからここ数場所低迷しているわけだが、ある程度出すだけでも勝ち越しするだけの力量は持ち合わせていると思うのだが、それも難しいということか。

希望の見える1勝であると思うが、明日がまたまた苦手の逸ノ城戦であり、連勝すら難しい状況である。

そして御嶽海が予想に反して状態が悪いか。

本日は逸ノ城が強過ぎた問題もあるが、いずれにしても苦しい星勘定である。

昨日何だかんだで勝ち越しには到達すると記載したが、徐々に怪しくなってきた。

正代は本日自分の相撲を取ることが出来たが、御嶽海はそれがまだ見られていない。

どこかできっかけを掴みたいところだがどうなるか。

関脇若隆景が苦手の霧馬山相手に熱戦の末白星を挙げた。

ここ数場所霧馬山は若隆景相手に突っ張りを見せており、今場所もその展開になったが、若隆景は大きく下がることなく対応できた。

霧馬山も食い付かれそうになりながら必死に振りほどき、激しい相撲となったが、最後は若隆景の辛抱が勝った展開だった。

こういう相撲をモノに出来るのは大きいだろう。
星は3勝3敗と期待通りとは言い難いが、ここから連勝していきたいところである。

そして小結同士の一番『豊昇龍ー阿炎』だが、これは合い口が露呈される結果となった。

阿炎の突っ張りで一気に持っていけそうな感じもするのだが、いつも豊昇龍がうまく取っており、本日もそういった展開だった。

昨日まで豊昇龍は持ち前の粘りも影を潜めていたが、本日はうまく相撲を取ることが出来た。

大相撲の合い口は恐ろしいものである。

阿炎にとっては痛手となる連敗である。
ここをモノにしていれば、優勝争いという点でも面白い存在になっていたと思うのだが。

明日の注目の割は
貴景勝ー阿炎』
この一番である。

今場所の貴景勝に優勝争いを期待するほどの内容は伴っていないが、それでもここまで上位陣で数少ない2敗力士の1名である。

その中明日は苦手の阿炎と割が組まれた。
貴景勝としてはここ数場所の中で逸ノ城と並んで苦手力士の1人と言えるだろう。

リーチの長さの問題で貴景勝の当たり、突き押しが伝わらず、阿炎にやられたい放題の内容である。

貴景勝としては阿炎の攻めを下から跳ね上げたいところだが、果たして今場所の貴景勝にそれがうまいこと出来るかどうか。

まだまだ先は長く、この先の展開も中々読めないが、それでも優勝争いは照ノ富士逸ノ城の2強になると思われる。

その2名が現状星の差2つ付いているが、この差が縮まるのか、それとも広がるのか。

完璧な相撲を取っている逸ノ城を誰が止めるのか。
私は霧馬山辺りがカギを握るのではないかと思っているがはてさて…