きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

574. 2022年九州場所初日を勝手に語る

1年納めの大相撲九州場所が初日を迎えた。

今場所も勝手気ままに15日間語っていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

さて正直なところ本日が初日という実感があまり沸かない。
その中で初日の取り組みを観戦していた。

熱戦と呼べる取り組みは『若隆景ー高安』だけと言っても過言ではなく、どちらかが一方的に良い相撲で勝つといった展開が多かったか。

あまり熱が入らない状態でもあったが、その中で上記の『若隆景ー高安』の取り組みは素晴らしかった。

初日はどの力士も中々エンジンがかかりづらいものだが、両者ともに場所前しっかり稽古を積んだことがわかる一番と言えるのではないだろうか。

まずはその一番から振り返ろう。

高安がかち上げから激しく突っ張るが、若隆景も下がる事なく下から応戦していた。

しかし高安が全く組む気なく、突き切ってやろうという強い意思を感じた。

若隆景としては大関取りの足固めの場所で初日から躓く展開となったが、内容は決して悪くないため、とにもかくにも連敗しないことだろう。

優勝を果たした後、3場所連続で序盤戦黒星先行のため、今場所は白星先行としたいところである。

苦手若隆景相手に気迫の相撲を取った高安だが、取り組み終了後に足取りが悪かったのが気掛かりである。

横綱不在で優勝争いの予想が難しい今場所だが、やはり横綱不在ならば大関に責任を果たしてもらいたいと思うファンは多いだろう。

その大関陣は貴景勝が大栄翔を下して初日白星。

立ち合いの当たり良く、相手の動きも見てしっかり対応していた。

ゲンの良い11月場所だが、初日上々の内容と言えるだろう。

角番の正代が初日黒星。
相手が何をしてくるのかわからない翔猿ということもあり、あまり踏み込まずにいったのだろうが、あまりにも相手の攻めを受け過ぎたし、終始相手のペースで相撲を取られていた。

翔猿側から見るとうまく間合いを取って攻めていたし、先場所同様前に出る圧力が健在のようである。

正直なところ正代が序盤戦ある程度負けが込んでも驚きはしないが、どこかできっかけを掴まなければ先場所のようにずるずるいってしまうだろう。

明日は令和に突入してから13勝1敗とお得意様にしている高安相手だが、ここをモノに出来るかどうか。

若隆景以外の関脇に目を向けると、豊昇龍は琴ノ若相手に逆転勝ち。

琴ノ若としては6連敗していた事もあり、攻め急いでしまったか。

豊昇龍としてはしぶとさを発揮した一番だが、ここ数場所記載しているようにやはり身体能力の高さで相撲を取っている印象である。

絶対的な型があれば面白いのだが、中々そうもいかないか。
まだ初日のため何とも言い難いが。

関脇へ陥落し、特例復帰場所である御嶽海は明生相手に完勝。

立ち合いの当たり良く、右おっつけも強烈だった。

先場所も初日から2日間は良かったがその後崩れたため、本日の相撲だけでは何も言えないが、それでも御嶽海らしい相撲で初日白星としたのは気分が良いだろう。

また体型に関してだが、以前より少し絞ったか。
まぁ詳細は不明だが。

小結霧馬山は曲者宇良に相撲を取らせなかった。

何をしてくるのかわからない宇良相手に怖がらず相撲を取っていた。

ここ数場所上位圏内で勝ち越しており、先場所も三役で勝ち越したため、しっかりと地力をつけてきている。
今場所も楽しみな力士である。

先場所の覇者玉鷲逸ノ城に敗れて黒星発進。

逸ノ城が思いの外突っ込んできたので面を食らったか、玉鷲らしい当たり、押しを見せることができなかった。

まだ初日だが、やはり優勝した翌場所は難しいといったところか。

明日の注目の割は
『若隆景ー霧馬山』
『御嶽海ー逸ノ城
この2番である。

若隆景は大関取りへの足固めの場所で初日に黒星を喫したが、明日は若隆景にとって照ノ富士を除けば最も苦手と呼べる相手である。

恐らく霧馬山は立ち合いから突っ張りで来ると思うが、若隆景としてはその突っ張りに苦戦を強いられている様子である。

若隆景としては如何にして霧馬山の攻めを凌いで中に入る事が出来るかどうか。

連敗だけは避けたいところだがはてさて。

10勝を目指す御嶽海は対戦成績では圧倒している逸ノ城戦だが、初日の相撲を見る限り、逸ノ城の前に出る圧力は驚異である。

胸を合わせたら逸ノ城有利なのはもちろんだし、御嶽海としては如何にして捌いていくか。

何度も記載しているが、過去のデータでは特例復帰の場所で初日から2連勝は絶対条件である。

まだ初日のため何も断定は出来ないが、概ね役力士の状態は良さそうに感じる。

まぁこの中に正代は含まれていないが、正代も読めない力士であるため何とも言い難い。

はてさてどうなるものか。