きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

411. 2021年九州場所4日目を勝手に語る

本日も関脇以上が安泰。
そして全員磐石と言っても過言ではないだろう。

一人横綱照ノ富士は合い口の悪い阿武咲を極め出して4連勝。

安易に引っ張り込むことはせず、前傾姿勢を保って前に圧力をかけていた。

阿武咲は浅く二本差したが、中途半端に差してしまっては照ノ富士の思う壺である。

照ノ富士としては苦手相手に十分な相撲内容だろう。

大関陣も完勝。
貴景勝は難敵大栄翔相手に自分の相撲を取り切った。

立ち合いしっかり強く当たり、その後も安易な引きを見せることなく、何度も当たって突き放し、最後は十八番の突き落としで決めた。

調子の良い時の貴景勝は何度も頭でぶちかまし、足もうまく運ぶことが出来る。
そして安易な引き、叩きも見られないため、このまま自分の相撲を取り続けてほしいところ。

正代は苦手にしている若隆景相手に完勝。

立ち合いの踏み込み、圧力で若隆景を圧倒した。

初日敗れた相撲も含め、今場所の正代は立ち合いの踏み込みが良い。

そして正代にしては腰を落とすことが出来ているため、正代もこのまま白星を積み重ねていきたいところである。

御嶽海は対戦成績こそダブルスコアだが、何かと連勝を止められることの多い逸ノ城相手に白星を掴んだ。

逸ノ城が突き放しにきたが冷静に回り込み、下から押し上げた。

ここまで3日間、御嶽海はかなり強さを発揮しているが、いつ弱さを発揮するかわからないし、しかも本日の相手が逸ノ城

負ける要素が詰まっていたが、それを乗り切ることが出来たため、御嶽海にとっては大きいだろう。

とはいえまだ序盤戦すら終了していないため、期待はしないでおこう。

もう一人の関脇明生は今場所一番の相撲で連勝。

立ち合いも鋭く、その後の突っ張り、突き落としと流れのある相撲だった。

やはりこの力士はスピードが信条であるため、本日のような相撲を磨いていってほしいところである。

新小結の霧馬山が白星なく4連敗。

本日は苦手の隆の勝相手に立ち合い踏み込み突き放していったが、すぐに引いて墓穴を掘ってしまった。

初日は照ノ富士相手に善戦したが、その後3日間は呆気ない相撲が続いている。

苦しい展開だが、我慢してしぶとく相撲を取ってほしいところである。

平幕に目を向けると、阿炎の強さが一際目立っている。

本日は重たい魁聖相手のため、引きやいなしを交えて攻めていくと思っていたのだが、小細工なしに突き切った。

初日から感じていたが、やはり身体は大きくなっている様子であり、突きの威力も謹慎前より増しているように感じる。

このまま白星を積み重ねていけば後半戦上位と組まれる可能性は高いだろう。

元々三役の力量を持っている力士だから目をつけられるのも早いだろう。

そして明日から栃ノ心が出場するとのことだが、どれだけ相撲を取ることが出来るかどうか。

このまま出場しなければ十両陥落やむ無しになるため意地でも出場してくるのだろうが、今年に入ってから一度も勝ち越しがなく、相撲内容も全盛期とは程遠いためどうなるか。

無理だけはしないでほしいと願うのだが。

明日の注目の割はこれといってないか。

横綱大関もここまで4日間の相撲を取れば問題ないと思うがはてさて。