きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

359. 2021年名古屋場所6日目を勝手に語る

本日より中盤戦へ突入した名古屋場所

1敗力士が次々と敗れて琴ノ若のみとなり、その中白鵬照ノ富士は危なげなく6連勝。

まず白鵬だが、白鵬が引いてきたら北勝富士にもチャンスがあると昨日記載した。

張り差しからすぐに引く形となり、北勝富士にとっては願ったり叶ったりの展開だったが、その引きにあっさりと手をついてしまった。

あまりにも不甲斐ない内容だった。
そこまで圧力をかけられての引きではないし、そもそも想定内であるはずなのにあっさり手をつく。

まぁこの程度の力士だから三役も定着出来ないのだろう。
北勝富士ファンには申し訳ないが、本日の相撲内容は本当にため息が出た。

一方白鵬は磐石とは言い難い内容だが、これでも白星に繋げるのだから楽な展開だろう。

気分も良くしてエンジンもかかってくるか。

照ノ富士逸ノ城を全く寄せ付けず完勝。

昨日照ノ富士にとってお得意様と記載したが、予想以上に呆気ない一番となった。

逸ノ城がいつもの逸ノ城に戻ったとも思える内容だったが、立ち合いを見ても両者上手の取り方が全くもって異なる。

逸ノ城は手を伸ばして上から狙うのに対し、照ノ富士は前ミツを狙うよう立ち合いである。

この時点で両者似たような体格をしながら腰の位置がまるで違う。
逸ノ城も見習うべきだろう。

関脇御嶽海、豊昇龍、霧馬山と2敗へ後退。

豊昇龍、霧馬山は番付順でいけば上位と組まれないが、成績次第では白鵬照ノ富士と組まれる可能性を秘めていた。

特に豊昇龍は日に日に力強さを感じさせる相撲を取っていただけに残念である。

御嶽海は明生相手に逆転の突き落としを食ってしまった。
立ち合いの当たり、その後の攻めも悪くなかったが、最後に頭を下げて突っ込んでしまったか。

いずれにせよ痛手となる1敗である。

連敗を3で止めた大関正代にも触れておこう。

大関初挑戦の琴恵光との対戦だったが(余談だが貴景勝以外の3大関とは大関昇進前に対戦済み)、正直ここを落とすようならばかなり厳しい展開になっていただろうし、実力を出し切れば負けることのない相手であるとは思っていた。

しかし3連敗の相撲、そしてここ数場所の正代を見ていると、誰が相手でも『もしかしたら』という思いがある。

自信を失っている面もあるだろうが、それ以上に稽古不足なのだろう。

立ち合いの踏み込み、圧力を武器に大関へ昇進したが、ここ数場所はその立ち合いが影を潜めている。

立ち合いを強化するには稽古しかない。
状況が状況なだけに稽古も満足に出来ないかもしれないが、それは他の力士も同様である。

まだ今場所半分以上残されているが、稽古内容を見直すしかないだろう。

そして少し気掛かりなのが若隆景である。
この2日間はらしさが出ていない。

しかも今場所不調の力士相手に連敗である。
大栄翔、隆の勝ともに実力者ではあるが、星の挙がっていない力士に敗れるのは気掛かりである。

若隆景は時折左変化をすることがあるが、これは考え直した方が良いだろう。

やはりこの力士はまっすぐ当たって左右のおっつけ、もしくは前ミツを引いて食い下がる相撲が魅力である。

中途半端な変化では持ち味も半減してしまう。
黒星2つ先行だが、自分の相撲さえ取り切れば勝ち越しは見えてくるだろう。

明日の注目の割は番狂わせという意味ではないが
白鵬ー翔猿』は興味深い。

翔猿がどれだけ思い切りの良い相撲を取ることが出来るか。

また白鵬はここから先、初顔の対戦が続くだろう。

実力ではもちろん白鵬が上だが、初顔ということでどのような影響を及ぼすか。

また順調に白星を積み重ねていたため忘れていたが、膝への負担はどうか。

日が進むにつれ、膝への負担もかかるだろう。

それは照ノ富士も同様である。
毎場所どこかしらで膝を気にする場面が見受けられる。

両者ともに14日間は自分との戦いであり、そして千秋楽に直接対決という流れになるのか。

もはや優勝は白鵬照ノ富士のどちらかと言っても過言ではない。

昨日も記載したが、誰が土をつけるのか。
初顔が続くであろう白鵬に心境の変化は訪れるのか。

中盤戦以降も注目である。