きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

381. 2021年秋場所初日を勝手に語る

本日より大相撲秋場所が初日を迎えた。

緊急事態宣言に伴い無観客開催かと思いきや、上限5000人の開催となった。

これに関しては賛否あるかもしれないが、力士にとっては観客がいた方が力を発揮出来る者も多いため良いのではないだろうか。

私自身も開催となれば出場する力士を全力で応援するだけである。

今場所も好き勝手語っていきますのでよろしくお願い致します。

さて土俵に目を向けると、昨日も記載したが今場所の焦点は新横綱 照ノ富士である。

土俵入りも見たが、改めて照ノ富士横綱昇進は素晴らしいことだと思った。

昨年幕内復帰した際、1年後に横綱へ昇進するなんて想像も出来なかった。

その照ノ富士は新横綱の初日、完璧なスタートを切った。

立ち合い鋭く踏み込み左前ミツを引き付け、そのまま出足で圧倒した。

教科書通りの完璧な相撲であり、そして初日にして早くも優勝が照ノ富士ではないかと思わせる内容だった。

逃げも隠れもしない相四つのお得意様ということはあるかもしれないが、新横綱場所の初日でこの相撲を取ることが出来る精神力が圧巻である。

先場所は優勝を逃したとはいえ、安定感だけで言えば白鵬よりも上であった。

明日以降もこの相撲内容ならば敵なしの状態だろう。

逆に対戦相手の逸ノ城があまりにも呆気なかった。

日展望の方でも記載したが、無策に当たってしまってはこのような展開に陥ると思っていたため、無策で挑んだことが悔やまれる。

場所前にコロナウイルス感染という悲運はあったかもしれないが、それとは関係なしに単純に逸ノ城の相撲内容にがっかりである。

そして大関陣に目を向けると、両大関ともに初日は散々である。

正代は立ち合いの当たりこそ悪くないが、その後の攻めがあまりにも腰高で雑だった。

あの体勢では攻め込むことは難しいだろうし、案の定豊昇龍にあっさりもろ差しを許してしまった。

立ち合いだけ意識し過ぎてその後の展開が雑であるのは以前からも見受けられる事であるため、何とか修正していきたいところだろう。

一方豊昇龍はこれで正代戦3連勝であり、本日の相撲を見ても自信を持って取り組んでいる様子であるため、今場所も楽しみな存在である。

角番貴景勝は良いところなく初日黒星。
鬼門の序盤戦で早々黒星を喫した。

立ち合い当たってすぐに引いて墓穴を掘るという中身のない黒星である。

当たりも弱いし腰高だし、本当に何も良いところがなかった。

首の不安もあるだろうが、角番脱出のためには思い切り当たるしかないだろう。

良くも悪くもこの力士には押ししかない。

両関脇は明暗が分かれた。

御嶽海は対戦成績で分の悪い隆の勝を圧倒した。

強いと思わせる相撲だが、ある程度強さを見せて終わってみれば一桁勝ち越しというパターンは何度も見てきているため、これ以上は触れずにしておこう。

新関脇明生が霧馬山相手に黒星。

立ち合いの当たりは良かったが、霧馬山得意の左上手を許してしまったため、うまく回り込まれてしまった。

上手を切るも劣勢に回ってしまい、足が流れてしまった。

立ち合いの当たり自体は良かったため、切り替えて臨むことが重要だろう。

私が一応優勝争いの次点に予想している高安は苦手若隆景相手に良いところなく黒星。

あっさりもろ差しを許してしまったし、その後も粘り腰がなかった。

まだ初日であり、また苦手相手ではあるが、あまり期待出来そうにない内容だった。

一方若隆景側からみれば完璧な相撲内容である。

先場所新三役で二桁負け越しという屈辱を味わったため、今場所の巻き返しに期待である。

本日の相撲を見てもやはりこの力士の相撲技術は一級品である。

明日の注目の割は
照ノ富士ー豊昇龍』
この一番である。

正直先場所の対戦、現状お互いの力量を考慮すると照ノ富士が圧倒して終わるのではないだろうかという思いもある一方、やはり豊昇龍への期待は理屈云々では計り知れないものがある。

豊昇龍としては胸を合わされないように前ミツ引いて食い下がりたいところだろう。

しかしここ数場所の照ノ富士は劣勢になっても慌てず対処するため、豊昇龍としても勝機を見出だすのは中々難しいだろう。

とにかく豊昇龍としては中途半端な事はせず、力を出し切ってほしいところである。

上記の通り初日にして早くも照ノ富士優勝の雰囲気を醸し出しているようにも感じるが、さすがに優勝争い云々の話は早すぎるか。

まだ初日である。
序盤戦どのような展開となるだろうか。