きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

341. 2021年夏場所12日目を勝手に語る

朝乃山休場。
昨日夕方頃から朝乃山の不要不急の外出に関してネットニュースで情報は得ていたが、詳細は不明だった。

しかし本日の情報で事実無根の否定から一転、認める形となり休場の流れとなった。

この件に関しては別途記載したいと思う。

さて土俵に目を向けると、本日の注目の割である『照ノ富士ー阿武咲』。

昨日初黒星を喫した翌日に苦手と対戦するという、一歩間違えると負の連鎖にハマる可能性を秘めていたが、磐石の内容で退けた。

立ち合いしっかり踏み込み、阿武咲の当たりを止め、その後左前ミツ絶妙な位置を引いて最高の相撲を取った。

昨日反則負けを喫して精神面に影響を及ぼすのではないかと心配されたが、やはりこの力士に精神面のことを問うのは愚問だったか。

終盤戦へ突入しても相撲内容に厳しさがあり、やはり優勝争い俄然有利な展開である。

そして私が最も懸念していたことは、たった1日で再び星の差が2つになるのではないかということだった。
かろうじてその展開は避けることができた。

まず大関貴景勝だが、逸ノ城相手に辛勝だった。

立ち合いの当たりもやや高く、逸ノ城にあっさり右を差されかける展開となった。

その後右差しは許さないが後退する形となり、慌てないことを心掛けていたのかあまりにも見すぎているように感じた。

逸ノ城が叩いてきたところで膝が入り、勝負ありかと思われたが何とか残すことに成功した。

その後逸ノ城が張ってきたのに対し、ムキになって張り返すが、これに関しても上体が起きて危険だったが、最後はがむしゃらに前へ出て何とか白星に繋げた。

今場所白星の内容は全て文句なしの内容だったが、本日は正直突っ込みどころ満載の内容であった。
何はともあれ2敗を死守した。

2敗の平幕遠藤は琴恵光相手に良いところなく完敗。

琴恵光の張り差しに怯み、相手十分の右四つを許してしまい、一方的に攻められてしまった。

ここ数日の遠藤の相撲内容からすればあまりにも呆気ない相撲であり、残念な内容だった。

これで遠藤も3敗に後退したことだし、『照ノ富士ー正代』の割を崩す必要がないのではないだろうか。
とはいえ結局正代は照ノ富士貴景勝どちらかとの割は崩される形となった。

ここにきて照ノ富士逸ノ城の割を無理に組む必要もなかったと思うのだが。

まぁそれはさておき、正代は角番脱出へ王手をかけた。

隆の勝の喉輪攻めに後退したが、得意の左が入ったので土俵際はある程度余裕を持っていただろう。

運も味方したか朝乃山が休場したことにより、明日の対戦相手は平幕である。

何としても明日で角番脱出を決めたいところだろう。

一方隆の勝が関脇4場所目にして初めて関脇での負け越しを喫した。

今場所は立ち合いが悪く、横への動きについていく事が出来なかった。

立ち合いを磨いて来場所以降巻き返しを期待したい。

優勝争いは照ノ富士貴景勝の2大関に絞られただろう。

朝乃山の休場に伴い、両者の対戦は千秋楽となるか。
ここまで来たら両者ともに千秋楽まで負けずにいってほしいところである。

最後に一つだけ。
御嶽海、やっぱりいつも通りだったね。