きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

387. 2021年秋場所7日目を勝手に語る

場所はまだ半分を終えていないが、優勝は照ノ富士に決定したと言っても過言でない日となった7日目。

照ノ富士にお膳立てするかのように1敗力士が次々に敗れ、残されたのは妙義龍1人となった。

1敗の1人だった御嶽海はいつも通りだったということだ。

昨日強くても本日人が変わったように悪い相撲を取る。

これが御嶽海という力士だからそこまで驚く事でもないといったところか。

そして御嶽海の対戦相手の逸ノ城もいきなりどうした思わせるほど素晴らしい内容だった。

ここ数場所照ノ富士が御嶽海に対して取るような両前ミツを引き付けて圧倒する内容だった。

このような相撲が取れるのになぜ黒星先行しているのか。
この力士も不思議な力士である。

独走態勢に入っている照ノ富士横綱初挑戦の琴ノ若を冷静に下した。

正直左前ミツ引き付けて2~3秒で終わるかと思っていたのだが、琴ノ若が思いの外健闘した一番だった。

琴ノ若が突き放して照ノ富士の上体を少しだけ起こし、その後右を差す展開となった。

さらに巻きかえでもろ差しを果たし、十分な形を作ったが照ノ富士も両上手を引き付けていたため、照ノ富士としては十二分の形だった。

場所前にも記載したが、現状私自身あまり琴ノ若に期待を寄せていないが、ここまでの相撲内容を見ると思ったよりも力をつけている印象である。

横綱初挑戦でこれだけ相撲を取ることが出来れば十分ではないだろうか。

大関が揃って白星。

正代は立ち合いすぐにもろ差しの形をを作り、玉鷲の突き押しを許さず完勝した。

立ち合いしっかり踏み込み、左が覗きさえすれば無類の強さを発揮するが、その形に至らなかった場合の対応が課題だろう。

それが克服できればもっと白星が積み重なると思うのだが。

貴景勝は相撲巧者若隆景を圧倒。

元々貴景勝は小兵力士を相手にするのが比較的うまい力士であるが、その際様子を見ながら突き放していく事が多かった。

しかし本日は思い切って突き放しにいって完勝した。

良い意味で開き直ることが出来たか。
この力士には押ししかないため、引くのではなく愚直に押していくしかないだろう。

関脇明生が連敗を止めたが、本日の一番を見てもバタついているように感じる。

今場所は差す相撲を中々取ることが出来ていないため、焦りもあるのかもしれないが、慌てず立ち合いしっかり踏み込むことが重要だろう。

高安が不戦勝を含めて3連勝。
ようやく攻める相撲で白星を挙げた。

逆に敗れた隆の勝だが、負け方が気になる。
正代戦でも膝が入る形になったが、元々この力士は膝を負傷しているという記事を目にしたことがあるため気掛かりである。

明日の注目の割は特にこれといってないのだが、豊昇龍が土俵に戻ってくるようである。

初日正代に完勝した後、結局連敗中だったため、休場も合わせて6敗を喫しているが、横綱大関戦は終えているため、この先同格相手に結果を残すことが出来るか重要である。

明日で中日折り返しだが、上記の通り照ノ富士の優勝で決まりではないかと思わせる展開である。

さらには照ノ富士に挑む力士は健闘しているものの、その他力士同士の相撲内容が淡泊であることも拍車をかけている。

『誰が照ノ富士を止めるのか?』ということに注目が集まるが、私はそれ以上に『全勝優勝』の方が興味が湧く。

またその他力士の熱戦も期待したいところである。