きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

339. 久々に割の編成に関して一言

大相撲夏場所も明日より終盤戦へ突入する。

先程も記載した通り、本来ならばここから優勝争いも白熱するところなのだが、如何せん興味は薄れている。

その中で本日勝ち越しを決めた遠藤に注目が集まっている。

元々上位でも相撲を取っていた実力者であり、相撲技術に関しては頭一つ抜き出ている存在である。

そのため朝乃山、正代との割を崩して『照ノ富士ー遠藤』の割を組むという案がある。

確かに遠藤の相撲技術が今場所の照ノ富士にどれだけ通用するのかという楽しみはある。

照ノ富士大関から陥落する辺りの頃は、遠藤の相撲技術に手を焼いていたこともある。

そのため今の朝乃山や正代と割を組むよりは期待が持てるという考え方もわからなくはないが、それを実行すると朝乃山と正代の『勝ち越しの価値』にケチがつく可能性が高い。

極論を言えば朝乃山の場合、今場所角番ではないため負け越しても問題ないが、正代は今場所角番である。

仮に照ノ富士との割を崩され、その中勝ち越しを決めて大関の地位を守ったとしても『照ノ富士と対戦がなかったから』とどうしても批判の対象となってしまうのである。

そのため大関同士の割は崩さないことが賢明だろう。

照ノ富士ー遠藤』の割を組みたいならば12日目が良いだろうが、ここに関しても無理して組まず、無難に阿武咲と組んだ方が良いと考えている。

そもそも現状照ノ富士と遠藤は星の差2つであり、これが逆の立場なら上位と対戦のない遠藤の『インチキ優勝』を避けるために割を組むだろう。

しかし実際は大関が力量を示して首位に立ち、上位対戦のない平幕下位が星の差2つで追う展開であり、これは言い換えれば下位で2つ落とした遠藤が悪いということで話が片付く。

そして阿武咲もここまで成績はまずまずであり、照ノ富士戦も4勝1敗と阿武咲が勝ち越しているため、対戦相手としては不足しないだろう。

むしろ私の疑問は明日の妙義龍戦である。
なぜ終盤戦でこんな星の挙がっていない力士と割を組むのか。

それならば『11日目阿武咲』『12日目遠藤』とすれば良かったのではないだろうか。

12日目の対戦相手に関しては遠藤でなくても、それなりに星の挙がっている力士でも良い。

星の差が開いた状態で下位の好調力士を無理やり上位戦に組むことはないが、平幕上位の不調力士を終盤戦に組むのは避けるべきだろう。

一時期は『毎場所の文句』と題して割の編成に文句をつけていたが、まぁ今場所に関してはそこまで怒りを露にする程のものでもないか。
いずれにせよ中盤戦~終盤戦の割に関しては常に頭を凝らす必要があるだろう。