きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

303. 2021年春場所初日を勝手に語る

本日より初日を迎えた大相撲春場所

今場所も15日間好き勝手語っていきたいと思いますのでよろしくお願い致します。

さっそくだが休場明けの第一人者 白鵬の相撲から振り返ろう。
先場所の覇者 大栄翔相手であり、過去2回敗れている難敵であった。
立ち合いは右張り差しを選択。
これで大栄翔の当たりを止めることに成功し、得意の四つとは逆の左四つだったがそのまま一気に走って寄り倒した。
土俵際大栄翔も突き落としを見せてやや縺れたが、白鵬側から見ると悪くて同体という内容だった。
長期休場明けかつコロナウイルス感染症明けという未知なる境地である中、初日に難敵を退けたというのは収穫だろうが、やはり内容面を見ると磐石とは言い難いか。
短時間で決着をつけたいという思いから出足で圧倒したのだろうが、足があまり出ていない様子である。
まだ初日のため判断は難しいが、今後相撲内容を修正していく必要はあるだろうし、また体力面が課題となるか。
いずれにせよ上記の通りまずは難敵を退けたのが何よりだろう。

一方先場所の覇者 大栄翔はある程度張り差しで来ることは想定していただろうから、無策だったことがやや悔やまれる(もちろん無策ではないだろうが)。
切り替えて明日以降臨めるかどうか。
是が非でも今場所も二桁目指してほしいところである。

今場所の注目である照ノ富士は幸先の良い初日白星スタート。
得意の四つとは逆の左四つだが、当たりを止めてしまえば問題ないという考えを持っていただろう。
元より左四つでも下手を引けば守りの強さはかなりのものがあったため、押し相撲の北勝富士相手には十分な形とも言える。
とはいえ下手投げはやや強引だったか。
膝に負担をかけないためにも出来れば前に出て白星を掴みたいところだが、とりあえず初日白星というのが何よりか。
可能な限り強引な相撲を避け、序盤戦白星を積み重ねていきたいところである。

大関陣は三者三様の内容だった。

まず角番の貴景勝は、中学時代からのライバル阿武咲相手に完勝。
久々に貴景勝らしい迷いなき突き押しが炸裂した。
阿武咲に相撲を取らせることなく完勝した。
場所前に17kg減量し、急激な減量は如何なものかと思っていたが、前に出る圧力は変わらず健在のようである。
膝への負担も軽減できるだろうし、初日を見る限りでは功を奏している様子である。
明日は貴景勝にとって鬼門の2日目であるため、それを乗り越えて波に乗ることが出来るかどうか。

朝乃山はお得意様である宝富士相手に白星。
とはいえケンカ四つ相手に得意の右を差すことが出来ず、あまり中身のない内容であった。
初日に躓かなかったという点では良かったかもしれないが、立ち合いの修正は必要になってくるだろう。

正代は上位陣で唯一黒星を喫した。
相手が御嶽海であり、御嶽海の一発勝負の強さは『3大関以上』とも言えるため、番狂わせとも言い難い一番である。
立ち合いも御嶽海が先手を取り、その後正代にしては珍しく右四つ左上手という形になったが、腰高であり御嶽海に掬われてあっさり上手も切られてしまった。
その後左四つとなったが、土俵際であり御嶽海に上手も引かれていたため手遅れであった。
やはり立ち合いの踏み込みで先手を取ることが出来なかった後の対応が課題であると言える。
初日早々躓いてしまったが、何とか修正していきたいところである。

一方御嶽海はもはや大関に勝利したところで良い意味で何も感じないのだが、取りこぼしを無くして優勝争いという面でも顔を覗かせてほしいところだが、この力士にはどうも期待できない。

関脇隆の勝は相撲巧者の若隆景を下して初日白星スタート。
とはいえ立ち合いはやはりやや立ち遅れているか。
取り直し前も取り直し後の一番も立ち合いは踏み込み負けしており、その後圧力で勝利するという流れである。
足腰に安定感はあるようだが、出足から圧倒するためには立ち合いを修正していきたいところである。

一方私が注目している若隆景は、休場明けであるが立ち合いの踏み込み良く、その後の動きも良い様子である。
実力者揃いの上位戦で大負けする可能性も高いが、相撲技術は非常に高いため、いかんなく発揮していただきたいところである。

高安ー明生もお互いの良さを発揮した一番だったが、高安側からするとややもったいない黒星となったか。
得意の左四つに組み、上手も引き、さらには上手の位置も浅い位置に持ち変えたが、引き付けが甘く逆転の掛け投げを許した。
昔からの問題点である腰高も原因だが、もう少し引き付けてから寄りたいところだった。

一方明生は久々に上位圏内に番付を戻し、身体は動けている様子である。
右前ミツを狙う相撲にも取り組んでいるようであり、相撲の幅が広がるようならば面白い存在になるだろう。

明日の注目の割は
貴景勝ー大栄翔』
『朝乃山ー高安』
照ノ富士ー若隆景』
この3番である。

本日の相撲を見ると貴景勝の相撲は良く見えたが、明日は大関昇進以降4勝4敗と成績の悪い『鬼門の2日目』である。
さらに相手は実力者大栄翔であるためどうなるか。
とにもかくにも安易な引き、いなしを見せずに立ち合いから先手を取ることが重要だろう。

大栄翔としても連敗スタートは避けたいところであるため、きっかけを掴みたいところである。

朝乃山ー高安だが、ケンカ四つの両者であるが、朝乃山から見ると本日のような立ち合いでは差し負ける可能性が高い。
高安の当たりを止めて、得意の右四つに組めるかどうか。
また高安は右四つでも上手を取れば力を発揮するため、自分十分相手不十分の形で相撲を取っていきたいところである。

大関昇進を懸ける照ノ富士は相撲巧者である若隆景が相手であり、中に入られ強引な相撲を取る可能性も高い。
相手に合わせて小さくまとまり過ぎるのも良くないが、強引過ぎるも避けたいところであり難しい相手とも言える。
しっかり捕まえることが出来るかどうか。

まだ初日のため何とも言い難いが、上位陣では貴景勝照ノ富士の動きは良さそうである。

百戦錬磨の白鵬は場所の中で調整するのがうまいため、白星を積み重ねていけばエンジンもかかってくるだろうがはてさて。