きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

258. 後半戦の割はいかがお考えでしょうか?

明日より後半戦へ突入する大相撲11月場所だが、やはり毎場所のように気になるのが『割の編成』である。

今場所は2横綱2大関の休場により、出場している役力士は5名だけであり、さらに単独トップに立った貴景勝は関脇隆の勝と同部屋のため、役力士との対戦は3名に留まる。

隆の勝からすれば今場所大関以上との対戦がないため、御嶽海以外からの黒星は全て格下ということになる。

これに関して貴景勝、隆の勝に何一つ罪のないことなのだが、問題は残りの対戦相手12名は必然的に全員平幕であるということである。

番付通りに割を組んでいくのならば
翔猿、妙義龍、琴勝峰、宝富士、玉鷲
順番に違いはあれど、以上の力士が該当する。

そして
14日目:照ノ富士
千秋楽:御嶽海
と組まれるだろう(これも展開によっては入れ替わる可能性はあるが)。

まず14日目、千秋楽の対戦相手は何があっても確定と呼べるレベルであり、問題は上記の通り平幕力士との割をどうするかである。

まず上記の力士の中で宝富士は外せないだろう。

この一番は星を見ても、外すことの出来ない優勝争いに関わる大きな一番になるだろう。

そして妙義龍戦は除外していいだろう。

役力士ならともかく、平幕でここまで2勝しか挙げていない力士と優勝争いトップの大関を終盤戦に組む意味はない。

過去の合い口を加味するならばなおさらだ。

貴景勝ー妙義龍の対戦成績は貴景勝の10戦10勝である。

そのためこの枠は他の力士を当てた方が良い。

正直明日の翔猿戦もいかがなものかと思っている。

確かに翔猿は先場所の活躍を見てもわかる通り、何をするにも思い切ったことをするため、見ていて気持ちの良い力士だが、現在の星を見たとき貴景勝と割を組むのはいささかどうだろうかと気持ちが強い。

確かに今場所はここまで突出した成績を残している平幕中位~下位の力士が少ない。

しかしここまで2勝の力士と割を組むくらいならば、東西の7枚目で5勝を挙げている栃ノ心、遠藤辺りと組んだ方が良いと思う。

また照ノ富士側として考えると宝富士と同部屋であるため、ここで1枠空くことになる。

展開次第では幕尻の志摩ノ海を当てても面白いだろう。

そして貴景勝同様、星の挙がっていない力士と割を組むくらいならば、栃ノ心、遠藤そして現在2敗の力士を当てた方が面白くなるだろう。

上位陣の休場が多いからこそ、出場している力士の力戦奮闘はもちろんのこと、割の編成による楽しませ方も重要になってくるだろう。

私は毎場所のように文句を言っているが、それだけ近年割の編成に納得していないということである。

ぜひとも工夫を凝らしてほしい。