きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

205. 2020年七月場所6日目を勝手に語る

本日から中盤戦へ突入した大相撲七月場所。

中盤戦へ突入して早々、平幕の全勝力士は消滅した。

平幕下位同士でありながら本日最も注目していた割である『琴勝峰ー照ノ富士』は元大関が力の差を見せつけた。

琴勝峰としては突き放してから自分の流れで差して攻めたい所だっただろうが、立ち合いすぐに右四つに組んでしまい、さらには早々に上手を許してしまった。

照ノ富士が右四つ左上手の形になってしまえば、かつては横綱級の力を発揮していただけに、琴勝峰としては絶対に避けなければならなかった。

実力差と言ってしまえばそれまでなのだが、琴勝峰としては今後大型力士に対する対策というのは必須になってくるだろう。

琴勝峰自身が懐の深い力士であるため、自分よりも大型の力士にどのような相撲を取っていくのか。

この課題を克服したとき、さらに上を目指せる力士となるだろう。

今場所もまだ1敗目を喫しただけなので、この先も変わらず思いきって自分の相撲を取ってほしいところである。

上位陣に目を向けると、全勝力士は皆白星を積み重ねた。

第一人者 白鵬は宝富士を全く寄せ付けず。

もろ差し狙いの立ち合いだったが、右さえ差し負けなければ全く問題ないという考えを持っていただろう。

中盤戦へ突入し、相撲内容も一段と厳しくなってきたか。

大関 朝乃山も阿武咲を全く寄せ付けず初日から6連勝とした。

立ち合いの踏み込み、前に出る圧力、左の使い方と言うことなしの内容だろう。

このままの流れで連勝街道をひた走りたいところ。

角番貴景勝は霧馬山に敗れ2敗目。

ここ数日ずっと記載しているが、圧力がまるで伝わっていない。

以前ならば霧馬山のような系統の力士に対しては無類の強さを誇っていたが、細身の力士にすら圧力が通じていない。

まぁ霧馬山がしぶといということもあるのだろうが、確実にそれだけの問題ではない。

関脇以上が皆好調なだけに、これ以上格下相手に落とすわけにはいかないだろう。

下手に左からのいなしに頼らず、我慢して押していくしかないだろう。

一方、私が期待を寄せている一人である霧馬山が大関戦初勝利。

しぶとさに加え、やはり廻しを引くと強さを発揮する。

今場所星は挙がっていないとはいえ、この白星をきっかけにしてほしいところ。

関脇に目を向けると、御嶽海の調子が上がってきたか。

立ち合いの踏み込みは甘かったが、その後の前に出る圧力は凄まじかった。

対戦相手の隠岐の海も今場所は強さを発揮していたため、それを上回る強さだった。

昨日も記載したが、ツラ相撲の傾向があるため、上位と当たるまでこのまま白星を積み重ねていきたいところ。

正代は昨日同様、左腕一本で決めるような内容だった。

左からのすくい投げが強烈だということを印象付けているが、決して良い内容とは言えない。

その他好調力士と比較すると内容が著しく悪いため、この先修正できるかどうか。

明日の注目の割は
白鵬ー霧馬山』
この一番だろう。

霧馬山は横綱戦初挑戦だが、白鵬相手にどこまで相撲を取らせてもらえるか。

今場所の白鵬は立ち合いが厳しいため、立ち合いで勝負が決まってしまう可能性も高いが、霧馬山としては立ち合いで何とか少しでも踏み込みたいところだ。

欲を言えば前ミツを引いて食らいついていきたいところだがはてさて。

白鵬が強さを発揮する中、朝乃山、御嶽海が食らいついていくことが出来るかどうか。