きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

158. 毎場所の文句

大相撲初場所は終盤戦へ突入し、優勝争いも佳境を迎えている。

その中で重要となってくるのが『割』である。

明日の割で『輝ー徳勝龍』という1敗、2敗の優勝争いに関わる重要な割が組まれた。

この割自体は何一つ文句ないのだが、問題は貴景勝豊山の割が不可解であるということである。

貴景勝は明日栃ノ心戦であり、番付順からいくと『高安→朝乃山→豪栄道』と続くだろう。

明日の栃ノ心戦も不可解だし、この展開ならば高安戦も割り崩しして良いだろう。

仮に高安がここまで5敗でいたならば『上位と対戦せずに10勝に到達してもどうか』という問題も生じるだろうが、高安はもう7敗を喫しており、大関復帰は叶わなくなっている。

そんな高安と優勝争いを演じている貴景勝が終盤戦に対戦するのは如何なものだろうか。

そして上記の通り、明日の栃ノ心戦もである。

なぜここで優勝争いと無縁の平幕力士と割を組んだのか。

2場所前ならば栃ノ心大関であったが、いまは平幕である。

そしてここまで栃ノ心の成績はどちらかと言えば不振である。

こうなると私の嫌いな上位と対戦せずに優勝する『インチキ優勝』が生まれる可能性が出てくる。

今場所は上位力士が少ないため、残された上位陣は必然的に平幕との割が多くなるため、上位同士との割り崩しを行うよりも楽に取り組み編成が可能なはずなのに納得いかないのである。

平幕力士に目を向けても、今場所好調の豊山、輝、徳勝龍に関しては、まず3名の総当たりはもちろんのこと、正代、遠藤、北勝富士、御嶽海辺りと割を組むのがベストだと考えている。

正代以外の3名は、上位総当たりでここまでそれなりの成績を残している3名である(余談だが、ここ数年この役目を果たす事が多い力士は玉鷲のように感じる。)。

北勝富士に関してはまだ3敗のため、展開次第で逆転の可能性も残されている力士である。

ここ数場所取り組み編成に関して疑問が残りやすく、上位の割を逆算して編成するという考え方が明らかに欠けている。

昨年夏場所から『千秋楽の割は14日目が終了してから』と流れになっており、この考え方自体は素晴らしいが、その考え方があるから他が疎かになっている気がしてならない。

豊山、輝、徳勝龍の活躍は素晴らしいことだし、彼らに何一つ罪はないが、正直この3名の中で優勝力士が誕生しても私は素直に喜ぶことができない。

望むことならば貴景勝か平幕とはいえ上位総当たりした正代の優勝である。

残り3日間(割を組む日数)。

納得のいく編成をしていただきたいところである。