きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

101. 2019年秋場所4日目を勝手に語る

貴景勝ー友風』

昨日記載した通り、友風の『強さ』を感じたことはないが、間違いなく結果を残している力士のため、貴景勝にとっては油断ならない相手である。

しかし杞憂だったか、貴景勝の圧勝だった。

立ち合いしっかり踏み込み、貴景勝の間合いで突き放し、友風に叩く隙を与えなかった。

この4日間、圧力がしっかり伝わっており、力強さもある。

ここから更なる加速をしていきたいところである。

昨日もう一番注目していた『遠藤ー朝乃山』は、両者ともに持ち味は発揮した。

朝乃山としては右を固めて当たり、右を差し勝って攻めていったが、その右が十分ではなかった。

十分でなかった背景としては、遠藤の左からの絞りが巧かった。

遠藤が土俵際で左を巻きかえ、体を入れ換えて逆転した。

朝乃山としては土俵際のツメの甘さがあったものの、それでも決して悪い内容ではなかった。

一方遠藤の状態はかなり良さそうである。

元来の相撲技術に加え、土俵際の粘り、柔らかさと持ち味を存分に発揮している。

問題は同格の力士相手に結果を残すことが出来るかどうか。

遠藤は豪栄道栃ノ心大関相手には強いが、同格相手には勝ち切れないことも多い。

明日は苦手の碧山戦である。
相手はここまで初日が出ておらず、こういうところで落とさないことが重要である。

全勝の横綱鶴竜は、今場所初めて組む展開になったが、冷静に肩透かしを決めた。

やや呼び込むように見えたが、体をしっかり開いたためうまく決まった。

危なげのない相撲で全勝を守った。

角番豪栄道は昨日の負けを全く引きずることなく、完璧な内容で連敗せず。

何度も記載しているが、この力士は余計なことさえしなければ本当に強い。

15日間継続できない弱さが豪栄道という力士であるが、少なくとも勝ち越しまではこの内容を続けていきたいところ。

明日の苦手 大栄翔戦が序盤戦で最大の関門と言える。

もう一人の角番栃ノ心は髷掴みの反則により黒星。

不運と言えば不運だが、立ち合い腰高だし、良い相撲とは程遠い内容である。

昨日記載した通り、今の栃ノ心に内容を求めるのは酷なのだが。

どちらにせよ昨日初白星を挙げて乗っていきたいところに落とし穴が待っていた。

精神的にも辛い1敗となってしまったがどうだろうか。

明日の注目は
鶴竜ー朝乃山』
貴景勝北勝富士
この2番である。

磐石の横綱に対して、朝乃山はどこまで健闘出来るかどうか。

相四つであるが、四つの技術では鶴竜の方が何枚も上手である。

勝機があるとすれば胸を合わせることである。

この4日間、朝乃山は厳しい立ち合いを見せている。

まずは立ち合いに集中することだろう。

貴景勝は、この4日間の内容を見る限りでは問題ないと思うが、北勝富士という力士はここぞという一番に強い力士である。

3連敗中とはいえ、初日白鵬を破った実力は本物だし、貴景勝が新大関の場所で最初に土を付けたのが北勝富士である。

いつも通り激しい突き押しの応酬になると思うが、叩かず信念を貫くことが出来るのはどちらか。

楽しみな一番である。

御嶽海もいつも通りと言えばいつも通りかもしれないが、徐々にエンジンがかかってきたか。

明日で早くも序盤戦が終了する。
序盤戦に一波乱あるだろうか。
はてさて…