平成31年4月30日。
平成最後となるこの日が大相撲界にとって『平成最後の番付発表』であり、5月12日より『令和初の場所』が初日を迎える。
平成も残り僅かということで、本日は『平成に誕生した大相撲史に残る唯一の記録・出来事』を記載したいと思う。
タイトルを『記録・出来事』としているが、主に『出来事』を主体としているため『歴代1位』などの記録に関しては、基本除外しているためご容赦いただきたい。
また四股名の記載順は基本当時の番付順である。
①同部屋横綱同士(北勝海、千代の富士)の優勝決定戦【平成元年名古屋場所】
②3人(北勝海、小錦、霧島)による優勝決定巴戦において、対戦が2順目に突入
(○小錦-北勝海☓→○霧島-小錦☓→○北勝海-霧島☓→○北勝海-小錦)【平成2年春場所】
③琴富士が平幕在位で13日目に優勝決定【平成3年名古屋場所】
④琴錦が平幕で優勝を果たし、前場所の琴富士に続き平幕の2場所連続優勝【平成3年秋場所】
⑤昭和63年春場所同期生3人(曙、貴ノ花、若ノ花)による優勝決定巴戦【平成5年名古屋場所】
⑥兄弟同士(貴乃花、若乃花)の優勝決定戦【平成7年九州場所】
⑦5人(曙、若乃花、武蔵丸、貴ノ浪、魁皇)による優勝決定戦【平成8年九州場所】
⑧4人(貴乃花、曙、武蔵丸、魁皇)による優勝決定戦【平成9年春場所】
⑨同部屋同力士(貴乃花、貴ノ浪)による2回の優勝決定戦【平成8年初場所、平成9年九州場所】
⑪優勝決定戦(若乃花、千代大海)にて取り直し【平成11年初場所】
⑫同一力士(武蔵丸)が2場所連続12勝による優勝【平成11年秋場所、九州場所】
⑮栃東が2度目の特例復帰による大関復帰かつ同条件場所にて初の11勝【平成17年初場所】
⑯朝青龍が6場所完全制覇【平成17年】
⑰白鵬が優勝を争う力士(千代大海)の不戦敗により、千秋楽取組前に優勝が決定【平成19年九州場所】
⑱白鵬が3場所連続全勝優勝【平成22年名古屋場所】※翌場所も全勝で4場所連続
⑲6大関(日馬富士、把瑠都、稀勢の里、琴欧洲、琴奨菊、鶴竜)在位【平成24年夏場所~秋場所】
⑳平幕同士(栃煌山、旭天鵬)による優勝決定戦【平成24年夏場所】
㉑横綱-大関(白鵬-日馬富士)による千秋楽全勝相星決戦【平成24年名古屋場所】
私が思いつく限りではこんなところである。
細かいところを探せばまだまだこんなものではない。
平成の約30年間だけでもこれだけ『唯一の記録・出来事』が誕生するのである。
『令和時代』
どのような記録が誕生するだろうか。