きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

51. 2019年大相撲夏場所展望

『令和初の場所』である大相撲夏場所が明日から初日を迎える。

元号をまたぐ連覇を期待された白鵬は、右腕の負傷により場所前休場が発表された。

そのため優勝争いは混沌とする可能性が高い。

一人横綱となる鶴竜は、昨年の連覇以降精彩を欠いている。

初日の相手は、ここ2場所連敗している御嶽海である。

初日に苦手を降し、波に乗ることが出来るかどうか。

鶴竜は如何にして序盤を乗りきるかが鍵となるだろう。
とにかく悪手である引き・叩きはみせないことだ。

場所の注目は『貴景勝』『栃ノ心』の2力士だろう。

大関 貴景勝はここ数場所の相撲内容ならば優勝争いを演じる可能性もあるが、新大関の重圧に加え、豪栄道、御嶽海といった苦手力士への対策が出来ているかどうかが鍵となるだろう。

元々押し相撲は『ツラ相撲』の傾向がある。
貴景勝は比較的連敗が少ないため、大関の座を手中に収めたが、大関に昇進したことでその点がどうなるか注目である。

そしてもう一人の注目力士『栃ノ心』は今場所『大関特例復帰』を懸ける場所である。

大関2場所目以降の相撲内容を考慮すると、正直厳しいと言わざるを得ないが、場所前の状態は良好との情報である。

ここ数場所は廻しの取り方も雑なため、しっかり踏み込み圧力をかけていくことが重要だろう。

話は優勝争いに戻るが、上位に限らず、他の力士にも優勝のチャンスはある。

昨年は白鵬休場の場所に2力士が初優勝を果たした。

そして是が非でも優勝したいのは、現役の横綱大関で唯一優勝経験のない高安だろう。

とはいえ場所前の稽古では、引退した稀勢の里に対して1勝20敗の惨敗を喫したなど、望み薄な状態である。

令和初の場所。
どのような展開が待ち受けているだろうか。