きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

30. 2019年春場所初日を勝手に語る

本日より春場所初日を迎えた。

注目の両関脇 貴景勝玉鷲は自分の相撲を取りきっての完勝だった。

初日から素晴らしい内容であり、明日以降も流れに乗っていきたいところである。

余談だが、玉鷲が廻しを新調し、その色は全盛期の貴乃花が着用していた廻しの色であった。

やはりあの廻しの色が最も似合う力士は貴乃花だと感じた(玉鷲を否定しているわけではない)。

横綱は明暗が分かれた。

第一人者 白鵬は先場所苦戦を強いられた北勝富士を寄せ付けなかった。

というよりも北勝富士が勝手に左へ動き、勝手に足を滑らすような一人相撲に近いものもあったが。

北勝富士としてはもっと左からおっつけにいきたかっただろうが、何にせよ白鵬としては良いスタートを切ったと言える。

一方、『暗』の鶴竜は単純な力負けと言える。

立ち合いは悪くなかった。
しかしその後何をしたいのかいまいちはっきりしない。

四つに組むのか、突き放すのか。
明日以降、これを明確にして修正してほしいところ。

3大関は安泰。
とはいえ内容が良いかと問われるとやや疑問である。

高安は相変わらず立ち合い腰高であり、相手のおっつけに横を向きかけたが、左四つに組んだことが幸いだった。

どんな形であれ、左四つに組むことである程度安心感はある。

しかしこの内容では、明日の御嶽海戦は苦戦を強いられる可能性が高い。

立ち合いしっかり圧力をかけることが重要だろう。

場所前好調と噂されている豪栄道(場所前好調は毎度のことだが)は、『速攻による完勝』という点では良いかもしれないが、立ち合いの張り差しが気掛かりである。

むしろ遠藤が対応出来なかったことにも不満を抱いている。

豪栄道の場合、脇甘であるため安易な張り差しを繰り出すと逆に差される可能性も高い。

『まだ初日』と言われればそれまでだが、明日以降どうなるか。

栃ノ心の腰高も酷いものだった。
正に『ただ勝っただけ』であった。

昨日も記載したが、角番脱出に重きを置いているため、内容云々言っている暇はないかもしれないが、優勝争いという面では全く期待出来なさそうである。

そして余談だが、今場所別の意味で注目されるのが『豊ノ島』『照ノ富士』の2力士である。

約3年ぶりの幕内復帰となった豊ノ島は初日白星発進となった。

関取に復帰してからは、身体の動きも良好である。

明日以降も継続できるかどうか。

序二段まで番付が陥落した照ノ富士も初日白星発進となった。

内容もパッとしないが、それ以上に感じたことが『身体の張りのなさ』である。

膝の怪我もそうだが、糖尿病の影響が大きな要因を占めていると思う。

とりあえずは関取復帰に向けて白星を重ねるしかないだろう。

上記の通り、まだ初日である。
力士の調子を完全に把握するには早すぎる。

明日の割で注目は
白鵬ー遠藤』
『高安ー御嶽海』
である。

遠藤としては白鵬を慌てさせ、前さばきの旨さをみせる展開になれば面白いのだが。
注目しているが、あっさり終わるような気もする。
はてさて…