きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

153. 2020年初場所7日目を勝手に語る

正代が敗れ、初場所の全勝力士が消滅した。

その正代だが、立ち合いの踏み込みも良く、圧力をかけながら攻めていったが、豪栄道の執念が勝った。

豪栄道としては攻め込まれて苦しい展開だったが、うまく回り込むことに成功した。

昨日玉鷲に完勝したことで気を良くしたか。

身体も徐々に動けるようになってきたようである。

角番脱出にはまだまだ苦難が続くが、辛抱しながら相撲を取ることが重要だろう。

一方正代だが、昨日私はここで負けるようならばいつもと大差ないという旨の記載をしたが、本日は仕方ないだろう。

内容は申し分ないし、明日以降も攻めの姿勢を貫くことが重要だろう。

優勝を狙うならばとにかく連敗しないことだ。

1敗の大関貴景勝は考えた内容でうるさい阿炎を降した。

立ち合いもろ手突きを選択し、阿炎のもろ手突き、変化どちらにも対応できるようにした。

まだ半分以上残っているが、これで1敗のトップグループに立った。

この力士の場合、考えすぎず立ち合いに集中していくことだろう。

新関脇朝乃山は踏み込み良く、北勝富士を圧倒した。

朝乃山はここ数日立ち合いが甘かったため、この相撲で流れを変えていく事が出来るかどうか。

2敗のため、優勝争いを面白くするためにも白星を積み重ねてほしいところ。

逆に北勝富士は立ち合いが消極的だった。

右手を出して左に動いておっつけようと思ったのだろうが、全く踏み込めていないため朝乃山の圧力に屈した。

押し相撲が立ち合いを武器に出来ないのは致命的であり、本日は無駄に考えすぎたことが仇となった。

上位総なめの4連勝の後3連敗である。

この力士は『ツラ相撲』の傾向があるため、早く連敗を止めたいところ。

今場所注目の遠藤は、立ち合い踏み込みの鋭さが目立ち、難敵玉鷲を降した。

踏み込みが鋭いため、玉鷲に突っ張りを許さなかった(玉鷲が若干立ち遅れ気味だったのもあるが)。

今場所の遠藤は立ち合いがとにかく厳しい。

ここまで内容だけならば全力士の中で1位と言っても過言ではない。

何度も記載しているが、このまま同格力士相手に勝ち続けることが出来るかどうか。

十両の土俵に目を向けると『照ノ富士ー琴勝峰』という面白い割が組まれており、元大関が若手を降した。

照ノ富士の状態がかなり戻っている様子だが、まだ腰高、脇甘が目立つか。

現状は良いだろうが、幕内上位復帰のためには修正しておきたいところである。

明日の注目の取り組みは
『朝乃山ー正代』
『遠藤ー炎鵬』
この2番だろう。

朝乃山ー正代は優勝のために両者負けられない一番である。

先場所は千秋楽に顔を合わせており、朝乃山得意の右四つに組んだが、それでも構わず攻め続けた正代が勝利した。

両者ともに立ち合いが重要であり、朝乃山としては勝利のために右四つに組むことが絶対条件である。

しかし先場所のように、正代はもろ差しに拘らず攻めてくるため注意が必要である。

朝乃山は左前ミツを引いて攻めていきたいところだ。

優勝争いを占う意味でもかなり重要な一番になりそうである。

遠藤ー炎鵬だが、人気者同士の対戦ということでかなり注目を集めるだろうが、遠藤としては優勝のために絶対落とせない一番である。

炎鵬の動きに惑わされることなく、恐れず自分の相撲を取ることが出来るかどうか。

全勝が消え、優勝争いも混沌としてきた。

明日で中日だが、どのような星の並びで後半戦を迎えるだろうか。