御嶽海休場。
昨日の様子を見る感じでは仕方ないだろう。
怪我の状態次第では再出場も視野に入れているとのことだが、全力でやめていただきたい。
つい先日、無理をした結果土俵を去った力士がいる。
2横綱1大関を降して悔しい気持ちもわかるが、無理して悪化させては本末転倒である。
まずは治療に専念することだろう。
白鵬が7日目にして単独トップに立った。
4日目、5日目のように張り手を繰り出して雑な展開になれば松鳳山にもチャンスはあったが、本日の白鵬は立ち合いも鋭く、その後も冷静だった。
危ない相撲をモノにして白星を積み重ね、流れに乗ってきた様子である。
お膳立てをするかのように周りも崩れ始め、白鵬の場所になる雰囲気を醸し出している。
大関陣は『やっと噛み合ってきた』印象である。
自ら優勝争いを演じるのは難しいが、何とか荒らす存在になってほしいところ。
昨日の悪い内容を引きずることなく完勝した。
一方逸ノ城は、昨日同様失態をさらけ出す形となった。
このままでは結局終わってみれば勝ち越しが精一杯という流れである。
明日は貴景勝ー阿武咲のライバル対決が組まれた。
本日敗れたが、阿武咲も今場所比較的良い内容でここまできている。
しかし貴景勝としてはここを圧倒するくらいの力量の違いを見せなければならない。
昨年貴景勝は基本上位圏内で相撲を取り続け、先場所優勝も果たした。
見事番付を戻してきたが、貴景勝としてはこの1年の差をしっかり見せつけておきたいところである。
白鵬が13日目に優勝を決めてもおかしくない展開になりつつある。
何とか食らい付いていってほしいのだが…