きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

9. 2019年大相撲初場所5日目を勝手に語る

2019年大相撲初場所も序盤5日間が終了した。

序盤無傷は白鵬、御嶽海、魁聖、阿武咲となっている。

まず白鵬だが、取り直し前の一番に関しては、白鵬が昔から逆転を喰いやすい攻め方だった。

左四つ(VTRでもろ差しかどうか確認できなかった)から廻しを引かずに攻めて、逆転されるパターンは稀勢の里戦でよく見受けられた。

取り直しの一番は、前の一番含めて待ったも多かったため集中力を欠いたのか、左で上手を求める雑な立ち合いだった。

しかし何だかんだで白星には繋げていった。

序盤戦見る限り、土俵際のうまさは流石の一言だが、付け入る隙も十分にある。

特に離れた展開から張り手を交えてくるようならばチャンスはある。

貴景勝、御嶽海はその隙を付くことが出来るかどうか。

その両力士。
まず全勝 御嶽海だが、合い口の良さもあるだろうが、玉鷲に相撲を取らせなかった。

序盤は完璧な5日間と言える。
しかしこの力士はここからだ。

全勝でいけたら理想だが、そううまくはいかないだろう。
初黒星を喫したあとに修正できるかどうかが鍵となるだろう。

貴景勝は昨日の黒星を引きずらず完勝した。
負けた一番以外は完璧に近い内容であるため、このまま1敗で追いかけたいところ。

もう一人の横綱 鶴竜は、負けた相撲に関して言えば全く鶴竜らしさが出ていない。

本日の逸ノ城戦も酷すぎた。
本来の鶴竜ならば大型力士に対して、低く当たって左前ミツを引いて食い下がる、もしくはもろ差しでうまく攻めるお手本のような相撲を取るのだが、立ち合いは高いし、あっさり上手も許した。

昨年の始まりは稀勢の里以上に引退の危機にあり、それを連覇で凌いだ。
そして引退の矛先は稀勢の里に向けられ、完全に引退を示唆する者はいなくなった。

しかしこのままでは鶴竜も再び進退を問われることになってもおかしくない。

今場所途中休場するのかどうかは不明だが、相撲内容の修正が必要である。

大関陣は栃ノ心が本日から休場。
まぁ2日前から記載していたが、妥当な判断だと思う。

高安は何かうまく噛み合わないといった印象である。

立ち合いは悪くなく、本日は足も比較的出ていたが、その後攻めきることができていない。

意図して流れの中の左四つならば対応出来ていただろうが、相手から差す形になって慌ててしまった。

序盤ヌケヌケと流れに乗ることが出来ていないが、中盤戦以降立て直せるか。

豪栄道はらしい相撲で初白星。
ここ数日間も余計なことはしていなかったため、単純に力負けしていたが、これをきっかけに優勝争いを荒らしていく存在になってほしいところ。

平幕全勝の一人魁聖は、怪我が癒えてその結果上位圏外では活躍できているといった印象である。

言い方は悪いがこのままいっても白鵬に勝てる姿は想像できない。

しかし過去の対戦成績から考慮すると、御嶽海にとっては驚異になる可能性を秘めているため、御嶽海戦が組まれる場合注目である。

もう一人の平幕全勝阿武咲は、三賞に名乗りを挙げる活躍はするかもしれないが、優勝争いとなった場合厳しいだろう。

まだ序盤を終了したに過ぎないが、上位陣は白鵬以外崩壊しており、残り1横綱2大関から優勝はないだろう。

御嶽海、貴景勝、上記にあげてないが逸ノ城辺りが食い下がることが出来るかどうか。

逸ノ城も上位戦を終えて4勝1敗と好調であり、御嶽海、貴景勝戦を控えている。

中盤戦以降も注目である。