きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

8. 2019年大相撲初場所4日目を勝手に語る

2019年大相撲初場所4日目終了。

稀勢の里の引退に話題が集中しているが、それは7. 早熟でありながら晩成。ファンの喜怒哀楽を引き出させる最高の力士 稀勢の里。を参照していただきたい。

本日の注目は
白鵬北勝富士
貴景勝ー御嶽海

まず①だが、北勝富士側からすると、最高の相撲内容だった。

離れた展開から白鵬が張り手を繰り出す。
腰高になり、脇も甘くなるところを右喉輪、左おっつけでうまく攻めていった。

土俵際に関しては白鵬の驚異的な粘りを褒めるしかない。

2日目もそうであるが、こういう一番をモノに出来る辺りが、白鵬の強さでもある。

そして②だが、ここ最近の貴景勝にしては珍しく、辛抱が足りなかった。

安易な左からの突き落としで態勢を悪化させてしまった。

逆に御嶽海はその動きを読んでいるかのようにうまく身体を寄せた。

元々この力士は相手の投げに対して身体を寄せるのがうまい力士であるため、それが垣間見られた瞬間だった。

貴景勝としてはこの一番を引きずることなく明日以降に臨めるかどうか。

押し相撲は歯車が噛み合わないと途端に崩れていく可能性もある。

先場所も連勝を止められた相手が御嶽海だったがはてさて。

一方御嶽海はこのまま連勝街道をひた走ることができるかどうか。
連敗癖があるだけに油断ならない。

鶴竜は連敗を2で止めた。
かつての苦手 妙義竜相手に突き押しで勝負を決めた。

何とかこのまま踏み止まってほしいところ。

大関陣は高安のみ白星。

兄弟子の引退に気を吐いたのか、本日は足も比較的出ており、相手に差させることなく圧倒した。

何とか連勝して後半戦まで望みを繋げたいところ。

豪栄道は昨日同様、単純に力負けである。
立ち合い余計なことをしていないが、前ミツを引くことが出来ない。

巻きかえてもろ差しになっても、巨漢力士にあれだけしっかり上手を引かれてはどうしようもない。

昨日自分の型で白星を積み重ねれば何とか勝ち越しまでという話を記載したが、本日の黒星で黄信号が灯った。

栃ノ心は休場した方が良いだろうという一言に尽きる。

白鵬が4連勝としながらも危ない相撲、貴景勝が初黒星と場所に動きが出てきた。

明日、白鵬の相手は初顔の錦木である。
正直かつてならば白鵬が負けるイメージは浮かばないが、本日の相撲内容、そして今場所の錦木の好調さを考慮すると面白くなるかもしれない。

はてさて…