大相撲春場所は新入幕の尊富士が全勝で単独先頭の展開であり、明日から後半戦へ突入する。
新入幕の初日から8連勝は年15日制となった昭和33年以降今回で『5回目』である。
過去4回の詳細は以下の通りである。
四股名・番付 |
初日からの連勝数 |
三役以上との対戦 |
最終成績 |
大鵬(西前頭13枚目) |
11連勝 |
1勝2敗 12日目:柏戸(東小結1)● 13日目:出羽錦(西関脇2)〇 千秋楽:北葉山(西関脇1)● |
12勝3敗 (次点、敢) |
鷲羽山(西前頭13枚目) |
8連勝 |
1勝2敗 10日目:黒姫山(西小結1)● 11日目:清國(西大関1)〇 14日目:大受(東関脇1)● |
11勝4敗 (次点、敢) |
佐田の海(西前頭12枚目) |
9連勝 |
0勝2敗 10日目:千代の富士(東関脇1)● 11日目:隆の里(西関脇1)● |
11勝4敗 (敢) |
魁聖(西前頭16枚目) |
9連勝 |
0勝1敗 13日目:鶴竜(東小結1)● |
10勝5敗 (敢) |
尊富士(東前頭11枚目) |
8連勝※ |
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※2024年春場所中日終了時点
最高は大鵬の『11連勝』である。
余談だが、新入幕の最終的な最高成績は13勝2敗だが、上記では存在しない(北の冨士、陸奥嵐、逸ノ城の3名)。
初日から8連勝をした新入幕はどこかのタイミングで三役と割が組まれているが、全員が三役との対戦は負け越している。
また割が組まれるタイミングだが、今回尊富士は9日目に小結阿炎と割が組まれた。
単独先頭に立っているという事が大きな要因だと思うが、これは上記力士の中では最速である。
そう考えると大鵬の12日目に組まれるというのはずいぶん遅い事だと言える(とはいえ上位圏内の平幕力士とは9日目から割が組まれているが)。
尊富士は連勝を伸ばすことは出来るだろうか。そして役力士との対戦では勝ち越すことが出来るだろうか。
ここ最近、伯桜鵬、大の里、尊富士と『新入幕優勝なるか?』といった話題が尽きない。
私個人としては尊富士に頑張ってほしい気持ちはあるが、それ以上に上位が壁として立ちはだかってほしいという気持ちの方が強い。
はてさてどうなるものか…