きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

765. 2024年初場所4日目を勝手に語る

貴景勝が休場。
古傷の首の影響とのことだが、貴景勝にとってはこの先も付きまとう問題だろう。

首の場合本当の意味での完治はないだろうし、決して若いと呼べる年齢でもないため、難しいところだろう。

本日の土俵に目を向けると、綱取り霧島に土がついた。
翠富士にうまく取られたといったところか。

立ち合いもろ手突きから様子を見に行ったが、翠富士がすぐに食い付く形を作ることに成功した。

霧島としては翠富士の肩透かしは警戒していただろうが、それでも食ってしまったといったところか。

4日目の黒星は先場所と同じ展開である。
初優勝のときもそうだが、霧島は後半戦強い力士ではある。
しかし大切な場所で序盤戦のこれ以上の黒星は悪印象だろう。

とにもかくにも連敗だけは避けたいところである。

横綱照ノ富士は新鋭の豪ノ山を下して連勝。
昨日同様、相手の腕を手繰って白星を掴んだ。

今場所の照ノ富士は勝つことが絶対条件であるため、内容云々よりもとにかく白星といったところか。

押し相撲相手にまともにいくことができない辺り万全には程遠いだろうが、それでも形にはなりつつあるだろうか。

このまま白星を積み重ねていきたいところである。

一方豪ノ山としては悔しい結果になったが、これで良いだろう。
変わらず自分の相撲を貫くことが重要である。

大関以上で唯一全勝とした豊昇龍。
ここ2日間波に乗っている若元春の攻めに後退したが、類稀なる運動能力を発揮して逆転勝ちを決めた。

豊昇龍の土俵際も驚きだが、さすがに若元春の攻めが強引すぎたのもあるか。

今場所の豊昇龍は攻められる展開が続いているが凌いで白星に繋げている。

盤石とは言い難いし、まだ序盤戦のため気も早いが、勝ちっぱなしの役力士も琴ノ若だけのため、攻める相撲で白星を掴んで波に乗れば面白いだろう。

そしてその琴ノ若だが、熱海富士を冷静に捌いた。
ちょっとやそっとじゃ動じない強さを見せているが、明日が先場所敗れている宇良のため、序盤戦の山場と言えるか。

関脇大栄翔は連敗せず。
引く動きも見られたためどうかと思ったが、何とか攻め切る事が出来た。

完勝とは言えないかもしれないが、まずは連敗しなかったことが何よりである。
あとは相撲内容を修正していけるかどうか。

本日注目の『朝乃山ー北青鵬』は朝乃山に軍配が上がった。

朝乃山にとって苦手としている長身力士相手だったが、左前ミツ引くのが早く、北青鵬に上手を許さなかった。

朝乃山は土俵際の逆転負けも多いが、本日は上手が切れた後もすぐに引き直してから攻めることが出来た。
朝乃山としては一つ鬼門を突破したと言えるだろう。

朝乃山側からすれば完璧な相撲だったが、北青鵬側からすればまるで相撲になっていなかった。

ここ数場所北青鵬の相撲は対策されつつあり、そして北青鵬自身は何ら変化がないため、あっさり土俵を割る場面が目立っている。

肩越しからの上手を主体とする相撲を貫き通すにしても、何か工夫がなければこのまま黒星が積み重なっていくだけになってしまうだろう。

今場所中は難しいだろうが、この先北青鵬がどのように変化していくのか楽しみでもある。

明日の注目の割は
琴ノ若ー宇良』
この一番である。

先場所不覚を取った宇良戦であり、琴ノ若は小兵力士相手に落とすことが多いため注目である。

琴ノ若としては『攻め急がないこと』この一点に尽きると思う。

宇良が勢いよく後ろに下がっても無理に追いかけないことが重要だろう。

初日以降、関脇以上全員安泰の日が遠ざかっている。
しかし関脇以上の強さが光っている、というよりも順当に強さを見せているのは間違いないだろう。

豊昇龍、琴ノ若、そして本日敗れたが霧島が場所を引っ張っていくと思うが、序盤戦最後の5日目にまだ波乱はあるだろうか。