きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

760. きょうへいくんの2023年大相撲総括

あっという間に大晦日
今年も最後に総括として好き勝手語っていきたいと思います。

まず大まかに今年の大相撲を振り返ると

・年6場所関脇以上が制覇
・毎場所大関昇進の話題が尽きない
・結果的に新大関が2名誕生
・綱取りの話題も出てきた
・朝乃山の幕内復帰
・伯桜鵬、熱海富士といった若手の躍進
こんなところだろうか。

昨年は年6場所異なる力士が優勝し、さらには3場所連続平幕優勝という史上初の出来事だった。

『誰が優勝するのかわからない』展開が続いており、今年もある程度その流れはあったと思う。

それは絶対的な強さを持っている力士の不在が挙げられるだろう。
照ノ富士は怪我に苦しんでおり、今年の皆勤場所は1場所に留まった。
その1場所で優勝を果たしたのはさすがだが、年間通しての活躍はかなり厳しくなってきた。

しかし誰が優勝するのかわからない時代でありつつも昨年と異なることは『役力士が力を示している事』である。

上記の通り、今年は年6場所関脇以上が制覇した。
確実に関脇以上と関脇未満の力の差が開いたと言えるだろう。

大きな差ではないため、未だ混戦になることは多いが、それでも結果的に関脇以上が優勝を果たしており、番付の重みを感じさせる1年になったと言えるだろう。

私個人としては誰が優勝するのかわからない展開自体は良いとしても、平幕優勝が続くこと自体には不満を抱いていた。
平幕優勝はたまに見るからこそ良いものであり、それが連続するならばあまり良い気はしなかった。

ある程度この辺りが解消されつつあるのは良いことだと思う。

そして今年はほぼ毎場所大関昇進の話題が尽きなかった。

霧島(霧馬山)、豊昇龍、大栄翔、若元春、琴ノ若大関候補が数多く存在し、結果的に霧島と豊昇龍が大関昇進を果たした。

一時期は大関が不在になってしまうのではないかという懸念もあったが、これも見事に解消された。

そしてまだまだ大関候補および期待の若手も誕生している。

伯桜鵬に関しては番付を落とす結果となったが、早く怪我を癒して復帰してほしいところである。

そして後半の立役者は熱海富士だろう。
来年早々、上位圏内で相撲を取ることになる。
現状上位で大勝ちするのは難しいかもしれないが、今後が楽しみな力士である。

また豪ノ山も上位圏内で勝ち越しを続けており、大関からも白星を挙げている。

貴景勝に負けじと押し相撲で上位を沸かせてほしい存在である。

昨年は大関の優勝がなく、むしろ大関陥落が2名も出てしまったが、今年は大関の優勝が3度あった。

貴景勝は2度の優勝を果たし、特に初場所優勝した時は相撲内容にも変化が見られ、機は熟したと感じさせた。

結果的に変わらず怪我に泣かされる形となっており、首に関しては慢性化しているが、押し相撲としての横綱昇進に期待したいところである。

そして霧島。
今年最も活躍した力士と言って良いだろう。
大関昇進から2場所は苦戦したが、九州場所は見事優勝を果たし、来年は早くも綱取りである。

まだ軽さを感じさせる事も見受けられるが、安定感も出てきたため期待である。

夏場所から朝乃山が幕内へ復帰を果たした。
元々期待値の高い朝乃山であるが、期待値の高さから言えば物足りなさを感じさせたのではないだろうか。
現状の力量が『関脇以下』とハッキリしている。

上位圏内では二桁の白星を挙げることが出来ず、さらには同格以上の力士との連戦で怪我も多くなっている印象を受ける。

何だかんだで三役復帰も叶わない1年になってしまった。
朝乃山も来年30歳になるため、うかうかしていられないだろう。

初場所は平幕中位からスタートである。
大勝ちの期待もあるため良いスタートを切って来年前半には三役復帰を果たしてほしいところである。

最初の方でも少し記載したが、照ノ富士の状態が厳しく、休場が続いている。

正直限界に近いのだろうが、私個人としてはまだ壁として立ちはだかってほしいという気持ちもあるし、そして他の力士が照ノ富士を倒してほしいという気持ちがある。

以前も記載したが、霧島、豊昇龍、琴ノ若、若元春、朝乃山、そして番付を下降させているが若隆景と照ノ富士戦未勝利の上位圏内の力士が数多く存在する。

彼らにとって照ノ富士は越えなければならない壁と言えるだろう。
壁を越える前に壁が消えてしまっては私個人としては残念である。

来年照ノ富士は進退を懸ける年になると思うがはてさて。

来年の大相撲に望む事としては、横綱誕生が挙げられるか。
上記の通り今年は綱取りの話題も出てきた。

来年も昇進関連の話題に沸く展開を期待したいところである。

そして来年も三役陣が力を示してほしいと願っている。
もちろん若手も割って入ってほしいため、矛盾した期待にはなるのだが。

今年1年もお付き合いしていただき感謝しております。
来年も変わらず好き勝手語っていきたいと思いますのでよろしくお願い致します。