きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

761. 2024年大相撲初場所展望

遅ればせながら明けましておめでとうございます。
今年初めての投稿ですが、よろしくお願い致します。

早速本題へと移りたいと思います。

大相撲初場所が明日から初日を迎える。

注目は霧島の綱取りだろう。
先場所同様、場所前精力的に稽古は積んでいたようだがどうなるか。

場所の数日前にも番数多くこなしていたようだが、オーバーワークも気になるところではある。

また綱取りが難しい場所というのは先場所の貴景勝を見ていてもわかることだろう。

霧島は後半戦強い力士だが、前半戦早々黒星を喫するようでは悪印象でもある。

照ノ富士が出場するため、その壁を乗り越えて横綱昇進という姿も見たいところだがはてさて。

そしてその照ノ富士だが、昨今は怪我に苦しんでおり、昨年皆勤したのは夏場所だけである。
その夏場所では見事優勝を果たしたものの、状態としてはかなり厳しいものがあるだろう。

初日の対戦相手が宇良というのも照ノ富士にとっては如何なものだろうか。

宇良は良くも悪くも変則であるため、照ノ富士としては勝っても負けても状態を確認する判断材料として難しく感じる。

髙安のような正面からいっても照ノ富士を下す力を持った力士の場合、それに勝てば良いバロメーターになると思うが、宇良だとそれが難しい。

いずれにしても照ノ富士に求められることは『勝つことだけ』である。

それが横綱の宿命であり、長期休場を選択して治療に専念した答えである。

相手が誰であろうと勝つことでしか証明することはできない。

まずは序盤戦、特に初日から3日間どのように乗り切っていくのか注目である。

残り2大関に目を向けると、貴景勝は先場所後半戦の状態、そして場所前の情報を聞く限りでは厳しいと言わざるを得ないか。

首の状態が思わしくないため、立ち合い当たることすら難しい状況か。

先場所は動きの良さと地力の高さで乗り切ったが、それで何場所も連続していけるかは難しいところだろう。

正直優勝争いという点ではあまり期待することが出来ないか。

豊昇龍は先場所も何だかんだで二桁のため、今場所も二桁にはい到達すると予想しているが、優勝は想像しにくい。

ここ一番で勝ち切ることが出来ない印象がやや強い。
それは型がないことによる影響なのかどうかは不明だが、ライバル霧島は大関在位3場所目に優勝を果たしたため、豊昇龍も同じく3場所目に結果を残すことが出来るかどうか。

関脇琴ノ若が11勝→9勝→11勝としており、大勝ちすれば大関昇進の声が上がってくるだろう。

しかし私自身、琴ノ若に対して期待しているものの『11勝より上が想像できない』というのが正直なところである。

そして先場所最後にも記載したが、豊昇龍同様この力士も型がないと思っている。

根は右四つなのはわかるが、自分よりも体格の劣る相手にも無理にもろ差しを狙おうとするし、この行動が右四つに自信がない表れだと感じてしまう。

先場所も途中からやや過度な期待が多かったように感じてしまった。

上記の通り私も十分期待しているのだが、今場所昇進を懸ける場所というよりは足固めの場所だと思っている。

髙安が小結に復帰した。
さすがに優勝争いに名を挙げるのは難しいが、それでも髙安が優勝争いにおいてベンチマークとなる可能性は秘めていると思う。

先場所は上位総当たりの地位で二桁の白星を挙げた。
そして関脇以上との成績は五分であり、優勝した霧島にも土をつけている。

照ノ富士のところでも少し触れたが、現役力士で照ノ富士に対して正面からいって四つになって勝てるのは髙安だけといっても過言ではない。

実力者であることは誰もが認めるため、上位陣にとって髙安攻略が鍵となるかもしれない。

平幕に目を向けると、熱海富士が上位総当たりの地位まで番付を上昇させた。

2場所連続千秋楽まで優勝を争った期待の若手だが、今場所そううまくはいかないだろう。

阿炎、竜電、朝乃山と熱海富士とは状況が異なるが、下の番付では大勝ちして一気に上位圏内まで番付を戻したが、上位圏内ではここまで誰一人二桁の白星を挙げていない。

熱海富士としてはまずしっかり勝ち越すことが出来るかどうか。
そして同じく三役を狙う平幕上位に対して勝ち切ることが出来るかどうかが注目である。

朝乃山が7枚目まで番付を落とした。

朝乃山にとっては優勝のチャンスだろうが、すぐ近くには苦手の北青鵬が存在し、また2日目に対戦する金峰山辺りも朝乃山にとって嫌な存在になるのではないだろうか。

優勝を狙うならば10日目までを最低でも9勝1敗とし、終盤戦の上位戦に勝っていくことになるだろう。

正直先場所の怪我の具合も不明だし、ある程度大勝ちするだろうが、優勝という点では予想は難しいか。

期待の若手である大の里が新入幕である。
十両では2場所連続12勝と力を示したが、優勝には届かなかった。

この判断が難しいところだが、今場所順当にいけば二桁には乗せてくるだろう。

学生相撲出身でありながら荒削りな印象を受けるが、楽しみな存在である。

いつも通り最後に優勝予想をするが、今場所も悩ましい。

とりあえず
本命:霧島
対抗:豊昇龍、朝乃山
このように予想する。

先場所も霧島を本命に置き、その根拠は稽古量を挙げていた。
今場所は綱取りであり、先場所と状況は大きく異なるものの、精力的に稽古を積んでいること、そして期待の意味を込めて霧島を本命とした。

豊昇龍に対しては上記で優勝は予想しにくいと記載しているため矛盾するかもしれないが、ライバル霧島の活躍を見て刺激されているのではないかという点から予想した。

朝乃山は番付を下降させているためチャンスだと思うが、上位と組まれたときに勝ち切れるイメージが沸かないため本命にはできなかった。

とにもかくにも明日から楽しみである。