きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

693. 関脇以下で4場所連続二桁勝利

大相撲名古屋場所も千秋楽を残すのみとなった。

優勝争いはもちろんの事、大関昇進に関しても注目である。

『3場所33勝』という点では豊昇龍以外の2名は届かない数値となっているが、ここ最近の昇進において朝乃山、正代が32勝で昇進していることを考慮すると、大栄翔にもまだ昇進の可能性は残されている。

大栄翔にとって明日勝たない事には何も始まらない状況であるが、仮に大栄翔が白星を積み重ねて二桁とすれば『4場所連続二桁勝利』となる。

過去に関脇以下の番付でこの記録を達成したのは以下の通りである。

四股名(場所)

1場所目

2場所目

3場所目

4場所目

大鵬

(S35夏~九)

東前頭6枚目

11勝4敗

西小結1

11勝4敗

西関脇1

12勝3敗(次点)

東関脇1

13勝2敗(優勝)

貴ノ花

(S47春~秋)

西前頭筆頭

10勝5敗

東小結1

11勝4敗(次点)

西関脇1

12勝3敗(次点)

東関脇1

10勝5敗

大受

(S48初~名)

東前頭筆頭

10勝5敗

東小結1

10勝5敗

東関脇1

11勝4敗(次点)

東関脇1

13勝2敗

小錦

(S61秋~春)

東前頭4枚目

12勝3敗(次点)

西関脇

10勝5敗

東関脇

10勝5敗

東関脇

11勝4敗(次点)

小錦

(S61九~夏)

西関脇

10勝5敗

東関脇

10勝5敗

東関脇

11勝4敗(次点)

東関脇

12勝3敗S62

旭富士

(S62春~秋)

西関脇1

10勝5敗

西関脇1

10勝5敗

東関脇1

11勝4敗

東関脇1

12勝3敗

若花田・若ノ花

(H5初~名)

東前頭3枚目

10勝5敗

東小結

14勝1敗(優勝)

西関脇1

10勝5敗

東関脇1

13勝2敗(同点)

安芸乃島

(H6秋~春)

西前頭13枚目

11勝4敗

西前頭4枚目

10勝5敗

東小結1

11勝4敗

西関脇1

11勝4敗

琴欧州

(H17夏~九)

東前頭5枚目

10勝5敗

東小結

12勝3敗(次点)

東関脇

13勝2敗(同点)

東関脇

11勝4敗(次点)

琴奨菊

(H23初~秋)

春場所中止

西関脇

11勝4敗(次点)

東関脇

10勝5敗

東関脇

11勝4敗

東関脇

12勝3敗(次点)

朝乃山

(R1秋~春)

西前頭2枚目

10勝5敗

西小結2

11勝4敗(次点)

東関脇

10勝5敗

東関脇

11勝4敗

四股名は当時

 

過去は10名、11回である。

小錦が唯一『関脇以下で5場所連続二桁勝利』を達成している。

この記録を見ると、安芸乃島以外は全員大関へ昇進を果たしている。

何なら安芸乃島以外は翌場所が大関である(厳密に言えば小錦の1回目も関脇だが)。

安芸乃島の場合、最初に二桁を挙げた場所が前頭13枚目のため、他の力士とはやや事情が異なるか。

大栄翔にとっては明日勝つことで希望の持てるデータと言えるが、如何せん直前3場所成績が朝乃山以外の力士は全員『33勝以上』というデータもある。

そして大栄翔にとって不運なのが、今場所は豊昇龍との割崩しが行われ、先場所は照ノ富士との割崩しが行われている。

これに関しては大栄翔に非があるわけではないが、協会としてはすでに大栄翔の来場所の昇進はないと決定している表れでもあるのか。

そうだとすれば『本日の相撲は変化で印象が悪い』という旨のファンの声も飛び交っているが、変化云々の問題でもないということになる。

まぁおそらくは大関昇進云々よりも、優勝争いの盛り上がりを優先した結果の割崩しなのだろうが。

とにもかくにも大栄翔として明日の一番、是が非でも白星を掴みたいところである。

最後に4場所連続二桁勝利を挙げた翌場所の成績を以下に乗せておく(小錦は5場所連続二桁勝利を挙げた翌場所)。

四股名

翌場所成績

大鵬

(東大関2)10勝5敗

貴ノ花

(西大関1)9勝6敗

大受

(東大関1)2勝6敗7休

小錦

(西大関1)9勝6敗

旭富士

(西大関1)11勝4敗

若ノ花

(西大関1)9勝6敗

安芸乃島

(東関脇)7勝8敗

琴欧州

(西大関2)10勝5敗

琴奨菊

(西大関2)11勝4敗

朝乃山

(西大関1)12勝3敗(次点)