きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

675. 2023年名古屋場所初日を勝手に語る

本日から大相撲名古屋場所が初日を迎えた。

そして初日から新大関霧島の休場。
車の中のラジオで知らせを聞いたのだが、まぁとにかく驚かされた。

誰もが注目していたであろう力士の休場だから残念だが、下手に出場して悪化させ、勝ち越しと休場を繰り返すような大関になってほしくはないため、とりあえず治療に専念してほしいところである。

さて土俵に目を向けるが、今場所注目の3関脇は全員白星発進。

豊昇龍は曲者翔猿相手に立ち合い『当たらない』という選択をした。

この立ち合い自体は良いと思うが、その後の攻めはかなり雑だったと思う。

土俵際に注意しなければならないのに、廻しも引かず頭を下げて突っ込むような攻め方だった。

その結果誤審に救われる結果となった。
これは豊昇龍にとって幸運以外の何物でもないだろう。

私自身、3関脇の中で豊昇龍が大関昇進に最も近い力士だと思っているが、この幸運を何としても活かしていきたいところだろう。

本日は曲者の翔猿のため当たらない立ち合いだったが、明日以降は立ち合いの踏み込みも意識していかなければならないだろう。
攻め方にも注意していかなければならない。

それにしてもここ数場所、比較的物言いをつける傾向があったのに、なぜこの一番に関してはつけなかったのだろうか。

豊昇龍の手云々よりもだいぶもつれたように見えたため、不思議に感じてはいた。

大栄翔はお得意様の正代を難なく下した。
電車道とはならなかったが、当たりを止められかけても慌てることなく、再度攻めに転じる事が出来た。

自分の相撲で初日白星としたのは大きいだろう。

貴景勝、霧島と合い口の悪い両大関の休場がかなり追い風になると思うが、押し相撲はツラ相撲の傾向があるため、油断は出来ないだろう。

若元春も自分の形である左四つで白星発進。

正直攻め急ぎ過ぎかと思われたが、白星に結び付けたことが何よりと言ったところか。

立ち合いの踏み込みは良いし、攻め方に関しては今後修正していけば今場所も力強い相撲を見せてくれそうである。

横綱照ノ富士が難敵の阿炎を一蹴した。
阿炎のもろ手突きを下から跳ね上げ、足の運びも良かった。

先場所は序盤戦、磐石とは言い難い内容だった。
しかし今場所、初日にこれだけの相撲を取ることが出来たため、やはり今場所も優勝候補筆頭と言えるだろう。

久しぶりに上位圏内に戻ってきた朝乃山が初日黒星。

立ち合いの踏み込みは良かったように見えたが、腰高で形も不十分であった。

攻め方が雑であり、それに加えて明生の動きも良かった。

先場所もこの両者は顔が合っており、朝乃山が勝利しているが、内容は明生が勝っていた。

朝乃山としては三役復帰、大関復帰を目指す上で役力士を倒していく必要がある。
しかし明生が三役クラスの実力者とはいえ、正直明生に敗れるようでは厳しい展開を強いられるのではないだろうか。

まだ初日のため何とも言い難いところではあるが、この先平幕相手にどのような相撲を取っていくのか見物である。

明日の注目の割は
『豊昇龍ー正代』
この一番である。

上記の通り、対戦相手が翔猿のため状況は異なるが、3関脇の中で唯一自分の相撲を取らずに白星を上げたのが豊昇龍と言っても過言ではないだろう(元々絶対的な型が無いが故のものとも言えるが)。

結果的に白星となったが、疑惑の一番にもなったため、豊昇龍としては気持ちを切り替えて集中出来るかどうか。

明日の正代は出足があるため、立ち合い集中していかなければ一気に持っていかれる可能性も高い。

大関不在は残念だが、横綱、関脇が白星のため、内容に差はあれど良いスタートを切ったと言えるだろう。

今場所も役力士が充実した場所となるのか。
この先も楽しみである。

最後になりますが、今場所も15日間好き勝手語っていきますのでよろしくお願いいたします。