きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

648. 2023年大相撲夏場所展望

大相撲夏場所が明日から初日を迎える。

照ノ富士が4場所ぶりの出場
・霧馬山の大関取り(私個人の想いとしては大栄翔も)
・朝乃山の幕内復帰

これらが主な注目点となるだろう。
若隆景の休場が残念なところだが、今は治療に専念してほしいところである。

まず横綱照ノ富士だが、横綱が出場となるだけで場所全体が締まるものだと思っている。

しかし横綱に在位している以上、勝つことが絶対条件である。

長期休場明けということもあり、怪我の具合はどうか、相撲勘はどうか等心配される面は多い。

それでも横綱だから『休場明けで仕方ない』とはならない。

出場するからには結果を残すしかない。
照ノ富士にとっては進退を懸ける場所と言っても過言ではないが、まずは序盤戦如何にして乗り切るかどうかだろう。

大関取りの場所である霧馬山は、ここ数場所のような相撲を取ることが出来れば11勝くらいでも難しい事ではないと思っている。

しかし対戦相手も間違いなく研究してくるだろうから、その辺りどのように影響を及ぼすだろうか。

ここ数場所は廻しに拘らず攻める姿勢を貫いているため、今場所も前に出る相撲を心がけてほしいと思う。

そして霧馬山は照ノ富士戦未勝利のため、横綱に勝って大関昇進を決めてほしいところである。

先場所惜しくも優勝を逃した大栄翔だが、何度か記載しているように成績次第では大関昇進も夢ではない。

先場所のようにしっかり腕を回転させて突っ張る事が出来るかどうか注目である。

先場所の綱取りから一転、今場所角番の大関貴景勝だが、この力士も怪我の具合が気掛かりである。

万全ならば角番脱出は何ら問題ないだろうが、怪我の具合次第では難しい場所になるかもしれない。

如何せん大関昇進以降、毎年1場所は休場しており、怪我が癖となっているため、負傷部位を庇う事で別の箇所を負傷する可能性もある。

この力士は白星を積み重ねて波に乗っていけば良いが、如何せん序盤戦に躓くことが多い。

何とか角番脱出を果たしてほしいし、欲を言えば優勝争いにも顔を出してほしいところである。

新関脇の若元春はここ数場所でかなり地力をつけてきているし、先場所の相撲を見ると力強さも加わったように感じる。

先場所は11勝のため、今場所は大関取りの足固めの場所となるだろう。

それは豊昇龍も同じであり、出世争いのライバルである霧馬山に遅れを取る形となっているため、期待したいところである。

2場所前の序盤戦のような左前ミツを浅く引き付ける相撲を取ることが出来るかどうか。

そして冒頭の方でも記載したが、朝乃山が幕内復帰を果たした。

番付は思いの外上昇せず下位の方だが、逆に優勝を狙うという面では有利に働くかもしれない。

10日目までで全勝か1敗でいけば、終盤戦役力士と割が組まれるだろうが、そこでどれだけ力を発揮出来るかどうか。

二桁の白星は間違いなく挙げるだろうが、終盤戦以降が本当の注目と言えるだろう。

今場所の優勝予想に目を向けると、朝乃山、逸ノ城が有力だと思っていたが、逸ノ城は場所前に引退を表明してしまった。

じゃあ朝乃山が最右翼かと言われるとそうとも言い難い。

上記の通り二桁は間違いないだろうが、終盤戦で力を発揮出来るかどうかが難しいところである。

朝乃山は幕内では12勝が最高であり、その12勝も2場所だけに留まる。

ここ1年、12勝の優勝が多いため何とも言い難いが、番付が下位とはいえすんなり優勝とはならないだろう。

如何せん十両1場所、幕下で2場所優勝を逃しているのだから。

照ノ富士貴景勝の状態、序盤戦の出来によっても大きく変化する場所だと思っている。

とりあえず
本命:照ノ富士、霧馬山
次点:豊昇龍、朝乃山
このように予想しておこう。

照ノ富士に関しては期待の意味合いも大きい。

誰が優勝するのかわからない場所が続いているため、結果として8場所連続で別々の力士が優勝を果たしている。

しかし絶対王者が存在すればそんなことにはならないという証明をしてほしい思いが強い。

照ノ富士横綱へ昇進を果たした時、一時期はそのようになりかけたのだから。

中々注目点の多い場所となる夏場所
明日から楽しみである。

ちなみに余談ですが、13日目は現地観戦する予定となっています。