きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

649. 2023年夏場所初日を勝手に語る

本日より大相撲夏場所が初日を迎えた。

5月に突入してから首を長くして待っていたため、本当に楽しみである。

今場所もいつも通り好き勝手語っていこうと思いますのでよろしくお願いいたします。

日展望でも記載したが、今場所は中々注目点が多い場所と言える。

まずは4場所ぶりの出場となった横綱照ノ富士

横綱が出場となるだけで場所全体が引き締まるように感じるが、同時に『勝つことが絶対』という重圧とも隣り合わせである。

その中注目の初日正代戦だったが、正直全然予想していなかった内容となった。

予想としては照ノ富士が左前ミツを引きつけるも、正代にもろ差しを許してどうなるかというものだった。

しかし実際は照ノ富士が左前ミツを引くことが出来ず、正代ももろ差しの形を作ることが出来なかった。

照ノ富士が前ミツを引くことが出来なくても右を差し勝った時点である程度余裕は生まれたと感じたが、それでも正代が左からおっつけて走ってくることは予想外だった。

照ノ富士は土俵際まで攻め込まれたが、右から掬って逆転を決めた。

立ち合いの流れ、正代の左おっつけ等、予想していなかった展開が続き、照ノ富士としても磐石と言い難い内容だが、上記の通り右を差した時点である程度余裕はあったか。

長期休場明けで初日白星としたのは何よりだろう。
序盤戦で相撲勘を取り戻していく事が出来るかどうか。

角番貴景勝が難敵の阿炎を下して初日白星発進。

本来の押し相撲とは異なるが、苦手の阿炎が相手ということで、左のおっつけ、いなしを主体にしようと考えていたのではないだろうか。

怪我の状態についてはまだ測ることが出来ないが、角番の初日に苦手を下したのは大きいだろう。

貴景勝は2日目、3日目の成績が不良であるため、とにかく序盤戦が鍵である。

おそらく怪我の状態は万全ではないだろう。
その中でも本来の押し相撲で白星を積み重ねていくことが出来るかどうか注目である。

関脇陣は豊昇龍は不戦勝であるが、全員白星とした。

今場所注目の大関取り霧馬山は固くなっていたか。

立ち合いもろ手突きを選択したが、すぐに呼び込むような引きを見せてしまった。

正直引いた瞬間『いや何で?』と声を出してしまったが、何とか土俵際逆転を決めた。

今場所は大関昇進を懸ける場所のため、常に重圧と隣り合わせだろうが、まずは初日白星発進としたのが何よりか。

明日以降修正していってほしいところである。

大栄翔は錦富士を圧倒した。
一瞬左四つに組む展開となったが、すぐに振りほどいて前に出ることができた。

立ち合いの当たり強く、しっかり踏み込めた分ある程度余裕もあっただろう。

この流れで白星を積み重ねていきたいところだろう。

新関脇の若元春は左の相四つ、相撲巧者遠藤相手に力の差を見せつけるような内容だった。

先に上手を引かれても慌てることなく上手を切り、自身が上手を引いて流れを作った。

土俵際の巧さもある遠藤だが、その土俵際も十分に注意を払っていた。

場所毎に力強さが増しているが、今場所も期待できそうである。

平幕下位に目を向けると、幕内復帰を果たした朝乃山が白星とした。

千代翔馬に対して先に上手を許したが、立ち合いの踏み込み、圧力で勝り、出足で圧倒した。

まぁ大きく躓くことなく勝ち越しまでいくと思うが、展望でも記載したように白星を積み重ねて終盤戦以降に期待である。

明日の注目の割は
照ノ富士ー阿炎』
この一番である。

照ノ富士としては難敵の一人と呼べる相手である。

本日の照ノ富士の相撲は決して磐石とは言い難い内容だった。

後退する場面もあり、これが突き押し相手ならばどうなるか。

阿炎の突っ張りをまともに受けては苦戦を強いられる可能性も高いだろうが、どのように捌くのだろうか。

初日のため何とも言い難い部分はあるが、それでも横綱大関、関脇が白星発進したというのは良い兆候と言えるだろう。

誰が優勝するのかわからない時代に終止符を打つべく、役力士は力戦奮闘していただきたいところである。