きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

637. 2023年春場所14日目を勝手に語る

2敗大栄翔、3敗霧馬山。
優勝争いはこの2名に絞られ、そしてこの両者が明日直接対決。

3敗霧馬山は不戦勝により3敗を守る形となった。

その対戦相手の若隆景だが、昨日取り直し前の一番で怪我をした様子だったが、思った以上に重症だったようである。

7勝しているため来場所は小結に留まる可能性はあるが、そんなことよりも長期休場になるのではないかという懸念がある。

霧馬山が大関候補の筆頭となり、兄の若元春も三役で二桁勝つなど悔しい思いもあるだろうが、まずは治療に専念してほしいところである。

話は霧馬山に戻るが、思わぬ形で終盤戦に白星を手にする形となった。

これが明日の取り組みにどのような影響を及ぼすかはわからないが、単純に白星を積み重ねたというのは今場所の優勝争いにおいても来場所の大関取りにおいても大きいだろう。

そして本日注目の『大栄翔ー翠富士』は大栄翔が圧勝して単独先頭譲らず千秋楽へ。

大栄翔がよく見ながら次々と突っ張りを繰り出すため、翠富士に回り込む隙を与えなかった。

昨日も記載したが、11日目に翠富士が初黒星を喫してから相撲内容に厳しさが増している。

本日翠富士との直接対決も重圧がかかるのは追われる側の大栄翔の方だと思っていたが、自分の相撲を取ることに集中している様子である。

これで優勝に王手をかけたが、明日の霧馬山との直接対決もここ数日と変わらず自分の相撲に徹するだけだろう。

優勝の可能性が残されていた3敗の若元春は豊昇龍の豪快な投げに屈して4敗となり、優勝争いから脱落した。

豊昇龍が立ち合い右に変わって右上手を求め、左四つに組む展開となったため、豊昇龍としてはその立ち合いはどうなんだろうという思いがあった。

しかし先に上手を引いていたため、豊昇龍としては余裕があったか。
相撲が長引くと厄介だと思ったか、豪快な投げで仕留めた。

若元春としては左四つに組めばある程度余裕があると思ったかもしれなかったが、十分に上手を許してしまったことが敗因か。

左四つに組めばかなり強さを発揮する一方、ここ数日後手に回ることが多いのも事実か。

これに関しては若元春自身、今後の課題になるのではないだろうか。

これで攻めも早くなれば今以上に面白い存在になると思う。

明日の注目の割は言うまでもなく『霧馬山ー大栄翔』の一番だろう。
多くは語るまい。

どちらが優勝しようが熱戦を期待するだけである。
一つ注目するとすれば史上初の『関脇ー小結』による優勝決定戦に突入するかどうかというところか。

最後に三賞予想だが
・敢闘賞:霧馬山、金峰山
・殊勲賞:大栄翔
・技能賞:若元春、翠富士(条件)
こんな感じだろうか。

金峰山はいわゆる『新入幕で10勝』のため受賞となるだろう。

霧馬山は本日の不戦勝をマイナスに捉える者も存在すると思う。

私個人としては敢闘賞受賞で問題ないと思う。
技能賞の声もあがるか。

大栄翔が間違いなく三賞は受賞するだろうが、どの賞に該当するか判断が難しい。

相撲内容は敢闘精神溢れるものだし、突き押しの技術に関しても文句なしである。

殊勲賞に関しては如何せん横綱大関とは対戦がないし、関脇に目を向けても14日目終了時点で1勝1敗である。

そのため私個人としては敢闘賞が最も適しているとは思うが、その他力士と見合わせて殊勲賞になるのではないかと予想する。

若元春は左四つが評価されて技能賞と予想。

翠富士は終盤戦の4連敗が響くが、10連勝の相撲は光るものがあった。
技能賞の場合、星数は関係ないものだと思うが、過去の傾向からして条件付きになる可能性は高いか。

その他諸々語りたいことはあるが、とにもかくにも明日の『霧馬山ー大栄翔』を静かに見守ろう。

貴景勝が途中休場し、上位陣不在の中、三役力士が存在感を見せて、最終的には三役力士が優勝を果たすという展開は良かったと思っている。

霧馬山、大栄翔。
両者の健闘を祈っている。