きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

575. 2022年九州場所2日目を勝手に語る

私個人としては本日最も注目していた『御嶽海ー逸ノ城』。

御嶽海が2連勝とし、特例復帰場所におけるスタートラインに立つことが出来たといったところか。

まぁあくまで過去のデータによるものだが、いずれにしても早々黒星を喫するより、連勝スタートの方が気分は良いだろう。

本日は攻め込む展開にはならなかったが、逸ノ城の当たりをうまくいなして対処した。

御嶽海のここ2日間は冷静さと力強さを見せているが、まだまだ先は長い。

如何せん先場所も2日目までは良かった。
しかしそこから2勝11敗の成績に終わってしまった。

そして先場所も2日目逸ノ城に勝って2連勝だったため、展開が同じであることがどのように影響を及ぼすだろうか2日目が逸ノ城というのは偶然ではあるが、何となく不気味である。

大関取りの足固めの場所で初日に躓いた若隆景は、苦手の霧馬山を下して連敗を免れた。

予想通り霧馬山が立ち合いから突っ張ってきたが、若隆景は突っ張りに下がらず、上体を起こすこともなかった。

昨日高安戦もそうだったが、突っ張りに大きく下がる事なく下から攻める意識は出来ている。

本日も若隆景らしいしぶとさと巧さを発揮した素晴らしい一番だった。

昨日も記載したが、ここ数場所は序盤戦黒星先行が続いているため、今場所は白星先行としたいところである。

大関陣に目を向けると、貴景勝琴ノ若相手に完勝。

ここ数場所琴ノ若戦は大振りの張り手を見せることが多かったが、本日は当たってから細かく突っ張って主導権を握った。

迷いなく相撲を取ることが出来ているため、このまま押しを貫いて白星を積み重ねていってほしいところである。

角番正代がお得意様高安を下して白星。

これが合い口というものか、高安戦になると冷静に相撲を取ることが出来ている。

うまくいなしてから右を巻きかえ、高安も右を巻きかえようとしたところ透かさず前に出た。

解説が口を揃えて高安の足の怪我について触れていたが、確かにその影響が全くないわけではないだろうが、本日の一番に関してはいつも通り正代が高安相手に余裕を持って相撲を取っていたという印象しか受けなかった。

正代としてはこの白星をきっかけに出来るかどうか。
明日は過去5戦全敗の琴ノ若が相手だがはてさて。

平幕に目を向けると、錦富士、隆の勝、阿炎、阿武咲の相撲の良さが光る。

錦富士に関しては場所前にも触れたが、言い方は失礼だが番付を上昇させても実力以上の力を発揮して相撲を取っている印象を受ける。

どちらかといえば差し身の良い力士という印象だったが、本日は竜電相手に終始突っ張って圧力をかけており、力強さを発揮した一番だった。

役力士相手にもこのような相撲が取れると面白い存在になるだろう。

隆の勝、阿炎に関しては良い意味で当然といったところだが、この辺りでは頭一つ抜き出ている。

阿武咲も前頭二桁ならば白星も二桁には乗せてくるだろう。

この3名は番付が近いため割が組まれると思うが、3名総当たりで連勝した力士が優勝争いという点でも注目されるのではないだろうか。

明日の注目の割は
『正代ー琴ノ若
この一番である。

上記の通り、正代は琴ノ若戦5戦全敗である。
大関が平幕相手に屈辱的な成績である。

正代は本日白星としたが、あくまでお得意様相手であった。

正直高安戦を落とすようでは今場所かなり厳しいと思っていたため、とりあえず一安心といったところだが、大関がこんなところで一安心されては困る。

むしろ琴ノ若に勝って汚名返上するくらいの強い気持ちを持ってほしいところである。

先場所舞の海が『大関の制度に甘えている』と発言していたが、今の正代はそう思われても仕方のない成績しか残していない。

角番脱出が一番の目標だろうが、ただ8勝するのではなく、苦手を確実に潰していき、この先へ繋げていく白星が重要になるだろう。

まだ2日目であるため先は長いが、好調力士はある程度絞られているように感じる。

しかしここから崩れることも十分考えられる。
最初の方でも記載したが、先場所の御嶽海はここから崩れたのだから。

まだまだ先は見えない。