きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

468. 2022年春場所4日目を勝手に語る

上位陣安泰と言える日だったか。

正代に関してはこれ以上触れることもないだろう。
来場所関脇で出直し。
もうそれでいいような気がする。

上位陣に目を向けると、今場所しっくりこない照ノ富士はお得意様の逸ノ城電車道で圧倒した。

昨日も記載したが、ここで手を焼くようではこの先厳しいと予想していたため、とりあえず良かったか。

これがうまいこと箸休めになれば良いが。

大関御嶽海が4連勝としたが辛勝だった。

このところ4連勝中の隆の勝相手にまともに叩いて呼び込んでしまった。

叩いた瞬間『あっ!弱いときの御嶽海だ!』と思ったが、何とか残して土俵際で逆転した。

弱いときの御嶽海が顔を除かせたのは間違いないと思うが、それでもこれを白星に結び付ける辺り関脇時代よりも地力を付けている証拠でもあるのか。

歴代の最強と呼び声の高い大横綱ですらミスするときはある。

それを白星に結び付けるか否かで15日間の成績も大きく変わってくるものである。

今場所の御嶽海は、この白星を生かすことが出来るかどうか。

また明日以降、しっかりと修正することが出来るかどうか注目である。

角番貴景勝が今場所好調の大栄翔相手にらしい相撲で完勝。

立ち合いの当たりも良く、その後突っ張り合いになっても引く素振りを見せず、攻めの姿勢を貫いていた。

連敗が勿体ないほどの内容だったが、この白星をきっかけに流れにのっていきたいところだろう。

とにもかくにもまずは勝ち越さなければならない。

そういった意味では明日合い口の悪い明生が相手のため注目である。

関脇に目を向けると、若隆景が初黒星を喫した。

本日は霧馬山の当たりが鋭かった。
とはいえ若隆景としてもまともに受けすぎたか。

今場所は力強さを感じさせる内容が続いていたが、やはり周囲と比較すると身体は小さいため、こういった相撲が見られるときもあるだろう。

本日の1敗は仕方ないだろう。
連敗しないことが重要だろう。

もう一人の阿炎が攻め込まれる展開だったが白星に繋げた。

明生に中に入られ、得意の突っ張りを繰り出すことも出来なかったが、小手投げで凌ぐ辺り反応の良さが伺える。

御嶽海同様、危ない相撲をモノにするのがこの先どのように影響を及ぼすだろうか。

平幕に目を向けると『琴ノ若ー高安』の全勝同士の割が組まれていた(正直この割に気が付いたのが本日の午前中だった)。

高安が元大関の意地を見せた。
立ち合い琴ノ若が少しずれ、押し合いから右四つに組む展開となった。

両者ケンカ四つであり、右四つは琴ノ若得意の四つだが、高安は右四つでも上手を引けば十分力を発揮できるため、高安としては余裕があっただろう。

琴ノ若が巻きかえてもろ差しになるも窮屈であり、高安が両前廻し良いところを引いていたため最後は上手投げで転がした。

この相撲を見るとやはり高安は強いと感じさせるし、四つの安定感だけならば大関時代よりも上に感じる。
この先も期待できそうである。

一方敗れた琴ノ若は、本日は実力者に力負けしたが、悔やむ内容ではないだろう。

切り替えて明日以降も思い切りの良い相撲を取ってほしいところである。

明日の注目の割は
『御嶽海ー霧馬山』
この一番である。

御嶽海としてはこのところ連勝中とはいえ、対戦成績五分の相手であり、本日のような相撲内容ならば苦戦を強いられる可能性が高い。

逆に霧馬山は好調の若隆景相手に完勝したため、波に乗っているだろう。

御嶽海としてはうまく修正することが出来るかどうかがカギであり、修正さえすれば問題ないと思われるがはてさて。

明日で序盤戦が終了する。

御嶽海を筆頭に照ノ富士、若隆景、阿炎、高安辺りが中心になるとは思うが、完全に抜け出しそうな力士の予想が難しいか。

どのような展開で序盤戦を終えるだろうか。